女性ラッパーのパフォーマンスに胸アツ!世界が熱狂した『パティ・ケイク$』って!?
「高校生ラップ選手権」や「フリースタイルダンジョン」といったテレビ番組の影響で、日本でも根強い人気を誇るヒップホップ。国内外で活況を呈しているヒップホップシーンは今、特に女性ラッパーが熱い。アメリカでは、ストリートギャングからストリッパーを経てラッパーとしてメジャーデビューを果たしたカーディ・Bが全米No.1ヒットを飛ばし、日本ではちゃんみなやAwich、椿といったラッパーがリスナーの人気を集めている。
そんな女性ラッパーへの注目度をさらに高めてくれそうなのが4月27日(金)に公開されるアメリカ映画『パティ・ケイク$』だ。劇中でヒロインが披露する鳥肌もののラップと、魂が震えるサクセスストーリーに注目が集まり、サンダンス映画祭をはじめとした各地の映画祭では観客が総立ちするほどの大盛り上がり。劇場公開を巡って配給会社が争奪戦を繰り広げたという話題の作品だ。
憂鬱な毎日から這い上がるサクセスストーリー
23歳のパティは、憧れのラッパー“O-Z”のような名声を手に入れ、荒んだニュージャージーの街を出ることを夢見ていた。しかし現実は飲んだくれの元ロック歌手の母親と、車椅子生活の祖母との3人で暮らし。金も仕事もなく、街を歩けばその大きな体から“ダンボ”と嘲笑される始末。そんな彼女の心の支えであり、“奇跡の秘密兵器”がラップだった。彼女はある日、MCバトルで因縁の相手に勝利を収め、諦めかけていたスターへの夢に一歩足を踏み出す。そんなパティの元に、オーディションに出場するチャンスが舞い込んでくる…。
監督のオリジナル楽曲を主演女優が歌い上げる
ヒロインのパティを演じるのは、ダイアン・レインやダコタ・ファニングと共演したミステリードラマ「シークレット・デイ」で高い評価を得た女優のダニエル・マクドナルド。本作で長編映画監督デビューを果たしたジェレミー・ジャスパーがメガホンを取った。
本作のポイントは、なんと言っても劇中で披露されるラップミュージックの数々。楽曲の全てをギャスパー監督が制作し、ラップの経験がなかったマクドナルドは映画のために猛特訓を積んだ。パティが抱える葛藤や怒り、音楽への憧れといったあらゆる感情が乗った圧巻のライブパフォーマンスは、男女問わず、夢を追う全ての人のハートを鷲掴みにすること確実の完成度だ。
女性ラッパーの青春を描いた『パティ・ケイク$』。世界中を熱狂させた壮絶なラップの嵐を是非スクリーンで体感して!
文/トライワークス