注目の若手スター、ドーナル・グリーソンがピーターラビットの宿敵に!
100年以上にわたり世界中で愛され続けているビアトリクス・ポター原作の絵本をハリウッドが初めて実写映画化した『ピーターラビット』(5月18日公開)。このたび本作から、主人公ピーターラビットの宿敵となる隣人・マグレガーの神経質で極度な動物嫌いという人柄がよくわかる本編映像が到着した。
舞台となるのはイギリスで最も美しい風景として知られ、2017年には世界遺産にも認定された湖水地方。緑豊かな地で画家のビアや仲間の動物たちと愉快に暮らす“世界一幸せなウサギ”のピーターは、ロンドンから越してきたマグレガーの出現によって生活が一変。あの手この手で動物たちを追い払おうとするマグレガーとの争いが、思いもよらぬ大事件を巻き起こすことに。
本作でマグレガーをコミカルに演じるのはアイルランド出身の若手スター、ドーナル・グリーソン。「ハリー・ポッター」シリーズでロンの兄ビル・ウィーズリーを演じた彼は、その後『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』(13)で主人公を好演し注目を集める。そして『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(15)と『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(17)ではファースト・オーダーを指揮するハックス将軍を演じるなど急成長を見せている。
彼は自らが演じるマグレガーについて「ピーターにとって敵対するキャラクターで、とても堅苦しいんだ」と解説する。そして「でも映画が進むにつれてきっとだんだん好きになっていくと思うよ。笑わせてくれる人のことをみんな好きになると僕は思うんだ!」と、作品のコメディリリーフとして活躍を見せていることをにおわせた。
このたび到着した映像では大都会から引っ越してきたマグレガーが、動物たちを排除するために、必死に策を講じていく姿が映し出されている。庭にある野菜畑を動物たちから守るため、何箇所もある門に鉄のフェンスを張り動物たちの侵入を封じていく姿を、ピーターたちは不満げに見つめる。
さらに、そんな頑丈な門をかいくぐって侵入したピーターの仲間のベンジャミンがマグレガーに追い込まれ、庭道具をダーツのように投げられてピンチに陥る衝撃シーンも登場。神経質な動物嫌いマグレガーと、ピーターたちウサギの息もつかせぬ攻防戦の火蓋が切って落とされる!
眉間にしわを寄せながら、真剣にウサギたちとバトルを繰り広げるマグレガーの姿に、思わず笑みがこぼれることは間違いなし。まるで本当に神経質な人物なのかと思ってしまうほど迫真の演技を披露するドーナルに、是非とも注目していただきたい。
文/久保田 和馬