長瀬智也が守りたい人は、意外にもあの人!?
池井戸潤のベストセラー小説初の映画化作品『空飛ぶタイヤ』(6月15日公開)のプレミアイベントと完成披露試写会が、4月23日に有楽町マリオンで開催。長瀬智也たちキャスト陣と本木克英監督がレッドカーペットを歩き、ファンサービスをしたあと、舞台挨拶に登壇し、“守りたいもの”についてクロストークをした。
舞台に上がったキャストは、長瀬智也、ディーン・フジオカ、高橋一生、深田恭子、寺脇康文、小池栄子、阿部顕嵐(Love-tune/ジャニーズJr.)、中村蒼、浅利陽介。
主演の長瀬は「池井戸さんの作品に初めて出させていただきました。なかなか慣れない社会派ドラマに挑戦させていただいたんですが、非常にメッセージに共感しまして。このメッセージを皆さんに届けるためだけに頑張ってきた気がします」と熱い思いを口にした。
家族のために奮闘する主人公にちなみ、守りたいものについて聞かれると、長瀬は「守るものですか?やっぱり愛する人じゃないですかね。いれば」とおちゃめに笑う。
MCから「TOKIOのメンバーですか?」と尋ねると、長瀬は「なんか男を愛するってのは気持ち悪いので、やっぱり(演じた)赤松のように家族がいたりとか、というのはちょっと思いました。あと、寺脇さんを守りたいですね」と、寺脇康文の名前を挙げた。
寺脇は「守ってくれるの?」と驚くと、長瀬は「昔からお世話になってるんですよ。これだけ年が離れていても、こうやって寺脇さんから話しかけてくれる。阿部くんにも行ってあげてるんです。大人になってからありがたみを感じます。長生きしてください」と告げると、寺脇は「おじいちゃんじゃないんだから」と言って笑いを取った。
ディーン・フジオカは「愛する人っていう意味では家族ですね。子どもたちとか。命を懸けて」と既婚者ならではのコメントをしたあと、演じた沢田について「裏設定で離婚してることになってる。ムロ(ツヨシ)さんに『ご祝儀返せ』って言われましたから」と苦笑いした。
高橋は「想像力ですかね。なるべく相手側に立って想像できるようにしたい。人を思う、思いやるってことで、想像力は不可欠」と答えた。
阿部は「家族とかを守れるように成長したいですが、いまはまず、体、健康ですね。髪とかも染めているので、ハゲないように」と言うと、長瀬が「心配するの、早くない?」とツッコミを入れ、会場の笑いを取った。
『空飛ぶタイヤ』は、ある日突然起きたトラックの脱輪事故で、整備不良を疑われた運送会社社長・赤松(長瀬智也)が、車両の欠陥に気づき、製造元である巨大企業・ホープ自動車を糾弾していくという社会派ドラマ。
取材・文/山崎 伸子