GWは動画配信サービスでイッキ観！中毒性の高いNetflixオリジナルコンテンツはこれだ！

SNS時代の若者の心理と向き合う「13の理由」

現代を生きる若者のリアルな心情に迫ったシリアスな語り口で、高い人気を得ている「13の理由」。自殺した女子高生ハンナが遺した、命を絶った13の理由を録音したカセットテープを基に、自殺の真相が明かされていくドラマだ。ティーンに絶大な人気を誇るシンガーのセレーナ・ゴメスが製作総指揮を務めたことでも話題となっている。

SNSを通じた人間関係や孤独など、複雑な若者たちの心を縛る事象を見事にすくい取る本作。生徒たちの関係性も、従来の作品にありがちなスクールカーストには収まらない。繊細な心の内を丁寧に描写しながら、これまでの学園ドラマとは一線を画す内容となっている。さらに自殺の理由がストーリーを追う毎に少しずつ明かされるミステリアスな展開も求心力があり、一度観始めた視聴者の関心を最後まで離さないだろう。

2018年下半期の配信予定のシーズン2は、ハンナの自殺を乗り越えようとする複雑な過程が描かれるそう。その前に、ぜひシーズン1をチェックしておきたい。

ハイセンスなゲイたちが、イケてないメンズを大改造「クィア・アイ」

Netflixでは映画やドラマだけではなく、リアリティ番組も配信中。なかでも特に人気なのが「クィア・アイ」だ。“ファブ5”と呼ばれる各分野で活躍する5人のゲイが、容姿や生活の悩みを抱える男たちに救いの手を差し伸べ、ファッションから身だしなみ、食や文化、デザインセンスまで容赦なく大改造していくこの番組は、03年～07年に放送された同名TV番組のリブート版。

依頼者の外見だけでなく、考え方や生き方にも深く切り込んでいくファブ5。変身の過程で、依頼者の魅力を言葉にして伝え、それを活かすようなアドバイスをする。依頼者の外見が磨かれ、徐々に自信を取り戻していく姿は注目だ。さらに本作は同性愛に対して保守的なアメリカの南部で撮影されており、同性愛者に対して偏見や誤解を持っている男性も登場。彼らとファブ5が数日を共にすることで、お互いに心を開き、理解が深まっていく姿も感動的だ。

「クィア・アイ」はシーズン2の制作が決定。配信時期はまだ明らかにされていないが、“ファブ5”の活躍をこれからも見ることができそうだ。

今回紹介した作品以外にも、膨大な数のオリジナル作品を制作しているNetflix。GWを機にこれらの作品を見て、そのクオリティの高さに驚き、ほかの作品へと手を伸ばしてみてはいかがだろうか？

文/トライワークス