あの日から20年。ドキュメンタリー映画で、トリビュート盤で、メモリアルライブで、いまこそhideが熱い!
X JAPANの元ギタリスト・hideが、人気絶頂の最中33歳の若さで急逝したのは1998年。突然の他界から20年目の今、命日である5月2日を控え、hideにまつわるドキュメンタリー映画『HURRY GO ROUND』(5月26日公開)のほか、メモリアルライブ、トリビュート盤と、改めて“hide熱”が巻き起こっている。
X JAPANのギタリストとして名を馳せ、バンド解散後はhide with Spread BeaverおよびZilchでの活動していたhide。98年に亡くなった際には告別式にファンが大挙して押し寄せ、その様子は生中継され大きな話題となった。
常に革新的でオリジナリティあふれたhideの音楽とライブパフォーマンスは幅広い世代に愛され、その人気は現在でも健在。その唯一無二の存在感を現音楽シーンに示す“hide 20th Memorial Project”が発足し、様々な催しが予定されている。
4月28・29日にお台場で開催のメモリアルライブ「hide 20th memorial SUPER LIVE 『SPIRITS』」では、hide with Spread Beaverのメンバーが集結するほか、氣志團や布袋寅泰も出演。愛車の展示や、テレビアニメ「おそ松さん」などとのコラボグッズ販売も予定され、彼が音楽という枠にとどまらない存在だったことを感じさせる。
命日5月2日には、98年春頃のhideの言葉、音声、映像をまとめた「hide 1998 ~Last Words~」が発売。“hideのオールナイトニッポンR”の音声とその収録シーンを収めた映像、音楽雑誌で取材された際の文章と写真、プライベートな質問への回答を含むレアなトーク音声などを収めた貴重な記録集だ。同日には川崎にて“hide Memorial Day 2018”と題した献花式も行われる。
5月26日公開の『HURRY GO ROUND』は、hide初心者である俳優の矢本悠馬のナビゲートでhideの真実に迫るドキュメンタリー。矢本は、現在でもファンによる色とりどりの献花で弔われる美しい墓を訪れ、彼が亡くなる前の3か月を過ごしたロサンゼルスにも飛ぶ。hideがどうやって生き、どうやってその生涯を終えたのか、そして、墓石に歌詞が彫られている最期の楽曲「HURRY GO ROUND」に秘めたメッセージを探っていく。解禁された予告編からも、その興味深い内容の一端を垣間見ることができるが、hideをよく知る人物の1人としてX JAPANのリーダー・YOSHIKIが語る、いままで明かされなかった真実は、ファンでなくとも気になるところだ。
さらにhideの最新版となるトリビュート盤『hide TRIBUTE IMPULSE』も6月6日(水)にリリース。西川貴教、Cocco、Dragon Ashといったバラエティに富んだミュージシャンが参加した作品は、hideが多くのアーティストに影響を与え、圧倒的なリスペクトを受けていることを物語っている。
hideに魅了されてきた人々だけでなく、新たに彼を知る人にもその魅力を訴える記念イベントの数々。あの日から20年が経った2018年は、時代を超えてhideが人々の心の中で生き続けていることを感じられる“hideイヤー”になることだろう。
文/トライワークス
■「hide 20th memorial SUPER LIVE『SPIRITS』」
4月28(土)・29 日(日)
会場:お台場野外特設ステージJ 地区
チケット:2日通し券前売23,000円+税/1日券前売12,000円+税
■「hide 1998 ~Last Words~」
発売⽇:5⽉2⽇(水)
価格:13,800円+税
販売元:株式会社エムアップ
■「hide TRIBUTE IMPULSE」
発売⽇:6⽉6⽇(水)
価格:3,000円+税
発売元:ユニバーサル ミュージック合同会社