ウェス・アンダーソン、13年ぶり来日決定!犬たちが喋るシュールなインタビュー映像も到着
世界中の映画ファンを魅了しつづけるウェス・アンダーソン監督の最新作にして、第68回ベルリン国際映画祭で監督賞にあたる銀熊賞を受賞したストップモーション・アニメ『犬ヶ島』(5月25日公開)。このたび本作から、シュールでチャーミングなインタビュー映像が到着し、あわせて監督&キャストの来日が発表された。
カウントダウンに続いて映しだされるのは、本作で活躍するヒーロー犬の1匹、チーフ。さらにボス、レックス、スポッツら劇中に登場する犬たちが次々に登場し、ビル・マーレイやエドワード・ノートンらそれぞれのキャラクターに声を吹き込んだ超豪華俳優たちが犬の姿のままでインタビューに答えていく。
なんとこの映像は吹き替えを務めたキャスト陣のインタビュー音声に、それぞれのキャラクターのストップモーション・アニメ―ションを当て込んだもの。真剣な表情や独特の間、セットの奥でうごめくネズミなどとてもシュールな光景も忠実に作りだされている驚きの仕上がりに。
アンダーソン監督は犬のパペットへのこだわりとして、本物の犬と同じような動きをするだけでなく、忠誠心や我慢強さ、そして愛情に対する直観など感情的なトーンを特に重視したとのこと。ウェスの大いなる愛によって人間以上に人間らしい感情を持ち合わせた彼らが、劇中でどんな活躍を見せるのか注目していただきたい。
また、以前より日本に訪れることを熱望していたウェス・アンダーソン監督が、なんと2005年に公開された『ライフ・アクアティック』以来13年ぶりに来日することが決定。主人公のアタリ役に大抜擢された新星コーユー・ランキンと、噂好きのゴシップ犬・デュークの声を担当したウェス組の常連俳優ジェフ・ゴールドブラムと3人で、5月22日(火)に開催される来日舞台挨拶イベントに登壇するとのことだ。
ウェスは日本への渡航に向け「僕はこの3年間、イギリスの映画用防音スタジオにあるミニチュアの日本で暮らしてきたようなものだった。だから本当の、実物大サイズの日本を訪れ、これまでかけてきた時間の結果を見せられることにとても興奮しているよ!」とコメント。日本への愛情とリスペクトが込められた本作を引っさげて来日する3人を盛大に歓迎しよう!
文/久保田 和馬