緊張する王子に涙ぐむ母、平常心で微笑むメーガン妃はさすが女優!
19日に行われたロイヤル・ウェディングでは、出席者たちの表情やジェスチャーが、言葉以上に多くの心情を表していたようだ。たとえばヘンリー王子の並々ならない緊張ぶりは、テレビの中継を見ただけでも十分伝わってきたのではないだろうか?
メーガン妃の到着を待つ間、ヘンリー王子はまばたきが増え、唇を噛んだり大きく息をついたりしていた。読唇術の専門家によると、弟の気分を和らげようとしたのか、隣席にいたウィリアム王子が「ママがいつも何て言ってたか覚えてる?」と話しかけると、ヘンリー王子は笑顔を見せて、「ああ…わかってるよ」と答えたという。
ヘンリー王子は、ダイアナ妃の好きだった花を花嫁のブーケに使うなど、自分たちの結婚式を亡き母に捧げたいという思いがとても強かった。ダイアナ妃の好きだった讃美歌が歌われた時も、その曲がダイアナ妃の葬儀で流れたことを思い出したのか、王子が目の下を拭う姿もカメラに捉えられていた。
カンタベリー大主教の説教中、ヘンリー王子は神妙な面持ちを崩さなかったが、メーガン妃は対照的で、大主教の顔から視線を外さず、微笑みを絶やさなかった。また、王子が親指でメーガン妃の手をさする動作は、「少し不安だけど、あなたが一緒にいてくれて嬉しい」と相手に伝える動きだそうだ。
メーガン妃の母・ドリアさんは、緊張で小さくなっている様子が見て取れた。メーガン妃の入場後は、何度も目をしばたたかせて涙をこらえており、「娘への愛情の深さが伝わってきた」と感じた視聴者が多かったようだ。
一方のメーガン妃は、常に正面を向いてアイ・コンタクトをとり、終始笑顔で堂々としていた。ボディ・ランゲージの専門家は、「全く未知の体験にも関わらず、メーガン妃は不安や緊張のサインを微塵も見せていませんでした。彼女の動作の多くは、ヘンリー王子を安心させるものでした」と語っている。
儀式のあと、お祝いに集まった大衆の前に姿を現したメーガン妃は、ヘンリー王子に微笑みかけて「キスしましょうか?」とささやいた。これに王子が応えて“ロイヤル・キス”を披露したわけだが、今後の2人の結婚生活も、メーガン妃のリードと何事にも動じない強さに助けられていくことになりそうだ。
UK在住/シャオ