俳優人生で最悪?ジム・キャリー、最新作の酷評でDVDリリースも危機
『マスク』(94)、『トゥルーマン・ショー』(98)などのヒット作で知られる俳優ジム・キャリーの最新作『ダーク・クライムス(原題)』(16)が、DVDのリリースも危ぶまれる事態だと報じられた。
『ダーク・クライムス』は、ある殺人事件を調査中の探偵(ジム・キャリー)が、出版されたばかりの小説の内容と調査中の事件が酷似していることに気づく…というストーリー。面白そうな内容の映画に思えるが、劇場公開後は厳しい評価が続いており、識者や評論家による映画レビューのまとめサイト「ロッテン・トマト」の評価レートは、何と「0パーセント」。つまり、“評論家たちからのポジティブな評価はゼロ”という意味だ。
具体的な批評の内容はというと、「鑑賞することが罰ゲーム」「俗悪さの描き方が恥ずべきほど低レベル」「ジム・キャリーの俳優としてのキャリアの中で、最もがっかりさせられたパフォーマンスの1つ」「最悪のドラマティックな演技。自己抑制を効かせすぎて、魅力のない漫画キャラのよう」「シナリオもブレている。堕落と混乱の間でぐらついていて、『はぁ?どういう意味?』と言いたくなる」などなど、酷評に次ぐ酷評の嵐だ。
ここ数年のジム・キャリーは、俳優としての活動が低調なだけでなく、私生活の方も荒れ気味だ。2015年に恋人と破局し、直後にその女性が自殺。元恋人の死因が、ジムの持っていた複数種の処方薬の服用だったことや、その女性が既婚者で不倫交際だったことなどが報じられた。さらに、ジムとその女性が性病にかかっていたことまでが裁判で取りざたされ、スターとしての名声が地に落ちた印象をファンに与えてしまったようだ。
ここまで評価が酷いと、『ダーク・クライムス』でのジムの演技は果たしてどんなものだったのかと、好奇心を抱く人も出てくるかもしれない。映画の製作費を回収するため、枚数はわずかながらも、同作のDVDは一応全米リリースされる予定とのことだ。
UK在住/シャオ