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イアン・マッケラン「カミングアウトしないゲイの人生は悲惨」

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イアン・マッケラン「カミングアウトしないゲイの人生は悲惨」

1988年にゲイであることを公にして以来、同性愛者権利擁護運動家としても活躍しているイアン・マッケラン(70歳)は、そもそも俳優の道を選んだのはゲイが多いからだったという。

「英国では、同性愛者が投獄されていた時代だよ。若い頃は、この国でゲイは自分だけだと思っていた。だから、俳優にはゲイが多いことを知った時にはうれしかったよ」「カミングアウトしたせいで大役を逃したことは一度だけだった。エージェントもゲイであることは絶対に隠せと言っていたし。友人の多くが僕は勇気があると言った。でも、僕にとっては簡単なことで、避けられないことだった」「みんなに僕と同じようにしろと言っているわけじゃない。だけど、それ以外の道は悲惨なものさ。嘘と恐れ、そして秘密。僕がこれまで出会った、ゲイであることを公言している人々は、カミングアウトは人生最良の決断だったと全員が言っているよ」とドイツの新聞Frankfurter Allgemeine Zeitungに語っている。【UK在住/ブレイディみかこ】

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