マドンナ、アフリカの同性愛罪受刑者を釈放させる

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マドンナ、アフリカの同性愛罪受刑者を釈放させる

マドンナは、婚約式を行って14年間の禁固刑に処されたマラウィのゲイカップルを釈放させるため署名運動を展開していたが、マラウィ政府が5月29日、マドンナらの要求に応じて男性ふたりを釈放したと英国デイリー・ミラー紙が伝えている。

「愛はすべてに勝ると信じてきましたが、それが現実になりました。この1週間、同性愛者であるという理由だけで14年の禁固刑に処されたカップルを救うため、3万人の人々が嘆願書に署名してくれました。最高の喜びと共に、マラウィの大統領がふたりの釈放を命じたことをお知らせします。彼らは土曜の夜、自由の身になりました。マラウィにとって歴史的な日です」「しかし、釈放されたからといって、彼らの身の安全や将来が保証されているわけではありません。私たちの戦いはまだ始まったばかりなのです」と、マドンナはチャリティー団体Raising Malawiのサイトに書いている。

マドンナはマラウィからふたりの養子を迎えており、自らの資金で女子校を設立するなど縁が深いが、今回のカップルが禁固刑に処されたことを知り、深いショックを受けたという。アフリカには同性愛者の性行為を犯罪としている国が多く、反同性愛行動なども問題になっている。【UK在住/ブレイディみかこ】

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