ジョーカーが織田信長でペンギンが武田信玄!?戦国武将になった全ヴィランを一挙紹介!
バットマンが忍者になって戦国時代の日本でヴィランと戦う。そんな、いい意味で“クレイジー”な映画『ニンジャバットマン』(6月15日公開)。本作で注目したいのは、ジョーカーをはじめとする人気ヴィランたちが実在の戦国武将に扮し、日本の各地を治めていること。そのなりきりぶりを画像&本編映像と共に紹介する!
ジョーカーが“第六天魔王”こと織田信長に!
バットマンの宿敵ジョーカーが統治しているのは尾張で、自らを“第六天魔王”と名乗っていることから察するに織田信長がモデル。愛人のハーレイ・クインを小姓として抱え、バットマンの最大の敵として立ちふさがる。従来の織田信長のイメージを覆す、狂気に満ちた高笑いと共にフラフラと迫りくる姿は強烈だ。劇中では「国家統一に最も近い」と言及されているが、織田信長の結末を考えると…。
“川中島の戦い”のライバルにはこの2人!
ゴッサム・シティの夜の世界を牛耳る男・ペンギンは、甲斐の武将として登場。武田信玄を彷彿させる軍配には“風林火鳥”と書かれているのが面白い。そんなペンギンと小競り合いを続ける越後の武将には、他人の心を操るフェロモンを発するポイズン・アイビー。彼女の側近の兜には漢字で愛ではなく“毒”が施されており、上杉謙信とその養子・景勝に仕えた直江兼続を思わせる。
“独眼竜”と信長を裏切る悲劇の武将には?
さらに、人体実験で驚異的な身体能力を手に入れた傭兵デスストロークは陸奥国を治めることに。眼帯を装着した姿は、まさに“独眼竜”の異名を持つ伊達政宗そのもの。そして、琵琶湖周辺を拠点にし、ジョーカーと手を組むのは悲劇の元検事・トゥーフェイス。何事もコイントスで決める彼だけに、近江の武将・浅井長政のように同盟関係のジョーカーを裏切る可能性も?
“サル”と呼ばれた男にゴリラをぶつける潔さ
さらに、バットマンと同じDCヒーロー・フラッシュの宿敵であるゴリラ・グロッドも登場し、豊臣秀吉をイメージさせる兜を身につけて大暴れ。高度な知能を駆使してバットマンを苦しめる策士ぶりは、農民から天下人までのし上がった秀吉にぴったり!?
武将のほかにも、『ダークナイト ライジング』(12)でトム・ハーディが演じたベインの関取が現れるなど、ユニークなキャラクターが次々と登場する本作。大迫力のアクションや奇想天外なストーリーと共に、戦国時代にとけ込んだ彼らの姿を確かめてみて!
文/トライワークス