長瀬智也、『空飛ぶタイヤ』の主題歌を手掛けたサザンに感謝「戦ってる感じがする。リアルだった」

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長瀬智也、『空飛ぶタイヤ』の主題歌を手掛けたサザンに感謝「戦ってる感じがする。リアルだった」

池井戸潤の小説初の映画化作品『空飛ぶタイヤ』(6月15日公開)の公開直前イベントとして、「生存競争(いきていくの)はつらいよ 闘う戦士(もの)たちへ 川柳コンテスト」が開催。ゲストに長瀬智也と、共演のお笑いコンビ・TKO(木本武宏・木下隆行)が登壇した。長瀬は本作について「原作にもドラマにもない、映画にしかない良さがたくさんあると思います。キャストも豪華な方たちばかりなので」とアピールした。

『空飛ぶタイヤ』は、ある日突然起きたトラックの脱輪事故で、整備不良を疑われた運送会社社長・赤松(長瀬智也)が、車両の欠陥に気づき、製造元である巨大企業・ホープ自動車を糾弾していくという社会派ドラマ。主題歌はサザンオールスターズ「闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて」だ。

長瀬は同曲について「桑田(佳祐)さんの世界観が見えてくる感じがします。僕らくらいの世代の背中を押すような楽曲になってるんじゃないかと。ネガティブな要素も言うんだけど、それが戦ってる感じがする。リアルだった」と感想を述べた。

木下もサザンオールスターズの曲は「僕のバイブル。すべてを教えてもらった。今回、初めての“共演”です」と興奮しながらコメント。

木本も「僕もサザンはリリースされたらすぐ買いますが、今回3年ぶりの新しい曲を“僕たちのために”ね」と言うと、木下が「やめろ」とツッコむ。木本は「数mmでも関われた。関係0じゃないですから」とうれしそうに語った。

その後、川柳優秀賞の5作品が発表された。サザンオールスターズ賞は「俺の髪 生存競争 放棄する」と「朝 山場 昼 正念場 夜 修羅場」が、TKO賞は「あっ、白髪! 抜きたい、つかめぬ 遠近感…。」が、長瀬智也賞は「“今日中に” 出来上がったは 夜10時」が選ばれた。

壇上に上がった長瀬智也賞受賞者には、劇中で長瀬演じる赤松が経営する赤松運送のスタッフジャンパーがプレゼントされ、長瀬が直々に受賞者にジャンパーをかけてあげると、周りから黄色い歓声が上がった。長瀬は「女性が大きめのシャツを着るっていうのはどこかいいですね」と笑顔でコメントした。

取材・文/山崎 伸子

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