木村佳乃、中川翔子、森崎ウィンらも登壇!ショートフィルムの映画祭、アワードセレモニー開催
今年で20周年を迎えた米国アカデミー賞公認の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2018」(SSFF & ASIA)で、ジョージ・ルーカス監督の名を冠したグランプリ「ジョージ・ルーカス アワード」受賞作を発表するアワードセレモニーと、レッドカーペットイベントが開催。木村佳乃や小池百合子東京都知事、千葉真⼀、ノミネート監督や豪華俳優が来場した。
小池都知事は「ショートショート フィルムフェスティバル & アジアがちょうど20周年を迎えられ、東京都も主催の一部といたしまして、応援をして参りました。こんなに大勢のみなさんにお越しいただき、都知事としても大変うれしく思っております」と挨拶をした。
栄えある「ジョージ・ルーカス アワード」を受賞したのは、アジアインターナショナル部門優秀賞(東京都知事賞)受賞作『カトンプールでの最後の日』で、次年度の米国アカデミー賞短編部門ノミネート候補作品となる。
本作を手掛けたシンガポールのイーウェイ・チャイ監督は「予想外のことで圧倒されています。本当にありがとうございました。夢が現実になったみたいです」と大喜びでトロフィを握りしめた。
ジャパン部門優秀賞は小原正至監督のアニメーション作品『THE ANCESTOR』が、インターナショナル部門の優秀賞はイタリアのアンドレーア・ブルーザ監督とマルコ・スコトゥッツィ監督作『不思議なヤギ』が受賞した。
また、SSFF & ASIA代表を務める別所哲也から、新しく女性のクリエイターたちを応援する「Ladies For Cinema Project」が立ち上がると発表された。
本プロジェクトに参加する木村佳乃は「まだまだ女性のクリエイターは少ないです。少しでも女性と多くの作品を作りたいと思っているので、このプロジェクトに参加できることをとても楽しみにしています」と力強くコメントした。
東京都が手掛けたショートフィルム『シェイクスピア・イン・トーキョー』からは、ジェネヴィエーヴ・クレイースミス監督、主演のジェラルド・オドワイエー、千葉真⼀が登壇。ショートフィルムは初出演となった千葉は「日本の書道家役で、最初は戸惑ったのですが、ショートフィルムに興味があり、出たとこ勝負だと思って参加させていただきました」と笑顔を見せた。
和楽器バンドの楽曲「細雪」をモチーフにしたショートフィルム『遠い時間、月の明かり』に出演した本仮屋ユイカは、沖縄ロケについて「本当に楽しかったです。すごくみんなオープンマインドで。雪が振ってくるシーンは本当に降らしているんですが、みんなが協力してくださって、無事に美しい雪になりました」と感想を語った。
「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2018」は、6月4日~6月24日(日)まで、東京8会場で開催。世界130以上の国と地域から集まった過去最高1万本を超える作品から、選りすぐりの約250作品が上映される。
取材・文/山崎 伸子