なかったことになっていた『ユニバーサル・ソルジャー』幻の第2作目とは

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なかったことになっていた『ユニバーサル・ソルジャー』幻の第2作目とは

過激なアクションの連続で大ヒットを記録したSF大作『ユニバーサル・ソルジャー』(92)。その“正統な”続編『ユニバーサル・ソルジャー:リジェネレーション』(6月26日公開)が18年の時を経て、ついにベールを脱ぐ。

兵士再生プログラム“ユニバーサル・ソルジャー”の最強兵士リュック(ジャン・クロード・ヴァン・ダム)が、最新の科学技術により誕生したスーパー・ソルジャーや、冷凍冬眠から覚めた旧敵スコット(ドルフ・ラングレン)と三つ巴のバトルを繰り広げる本作。「第1作の“正統な”続編」を売り文句にしているとおり、実は第1作目と本作の間には、幻の2作目があったことをご存じだろうか?

シリーズ2作目に当たる『ユニバーサル・ソルジャー:ザ・リターン』は、1999年に公開されたものの、1作目のラングレンのような強烈なライバルキャラが出てこず、ヴァン・ダムが1人で暴れ回る、空回り感の否めない作品だった。また、ライバルの不在に加え、アクションシーンも盛り上がりに欠け、いまいち冴えない。そのうえ、妙に軽くてユーモラスなテンポが、1作目のシリアスな雰囲気を台なししてしまっていたのだ。このように悪評ばかりが目立ったので『ザ・リターン』は事実上、なかったことにされてしまったようだ。

そんな紆余曲折を経て公開される『〜リジェネレーション』だが、本シリーズの人気はこれだけにとどまらず、なんと早くも3D版の続編(シリーズ第4作目)の製作が決定している。主演のジャン・クロード・ヴァン・ダムは今年で50歳(!?)になるが、実年齢を感じさせないパワフルな暴れっぷりを今後もスクリーンで見せつけてほしい。【トライワークス】

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