長瀬智也&ディーン・フジオカが熱烈なファンサービス!「笑顔になってくれてキュンとしました」
池井戸潤の同名ベストセラー小説をオールスターキャストで映画化した『空飛ぶタイヤ』(公開中)の大ヒット御礼舞台挨拶が26日、新宿ピカデリーで開催。主演の長瀬智也と、ディーン・フジオカ、メガホンをとった本木克英監督が登壇。“SNS活動”でヒットに貢献してくれたファンに感謝の言葉を送った。
今月15日に封切られた本作は、公開3日間で動員26万人、興行収入3億4000万円を記録。2週目の週末も土日2日間で動員14万9000人、興行収入1億9300万円を叩き出し、強豪ひしめく動員ランキングで2週連続2位をキープ。昨日までの累計では動員65万人、興行収入8億円を突破している。
この日、舞台挨拶が行われる前に劇場の入口で観客ひとりひとりに対して大入袋を手渡しでプレゼントした長瀬は「お客さまに直々に手渡しするのは初めて。渡す時に笑顔になってくれるのがキュンとしました」とはにかんだ表情で語り、会場からは黄色い歓声が巻き起こる。一方、スケジュールの関係で舞台挨拶から登場したディーンは「僕ももうちょっと早く来ていたら長瀬さんから手渡してもらえたんですよね?」と笑いを誘った。
興行成績のみならず、観終わった観客からの評判も著しく高い本作。多くの人が熱烈なコメントをSNSに投稿していることを聞いた長瀬は「みなさまのSNS活動に助けられました。本当にうれしい限りです。映画をやっててよかったと思えるのは、そういう瞬間にあると感じましたね」と万感の表情。ディーンも同様に「この作品を観たことで『明日頑張ろう!』という声をいただいて、やってよかったなと思いました。とても光栄です」と笑顔で語った。
そんななか、本作で主題歌を務めたサザンオールスターズが25日にデビュー40周年の記念日を迎えたことについて、ミュージシャンとしても活躍する長瀬とディーンの2人は揃って深いリスペクトを表明。「誰が聴いても桑田佳祐さんの世界観で、説得力がある。それは桑田さんやサザンオールスターズさんのキャリアが生んだものなのかなと思い知らされました」と、主題歌「闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて」を聴いて脱帽したことを明かす長瀬。
ディーンもまた大先輩である桑田佳祐について「目標とするミュージシャンの一人で、とても大きな存在です」と形容し「音楽も歌詞も、すごく核心を掴んでえぐり取られたような感じ。すごく刺激的な応援歌をいただきました」とコメント。そして普段からカラオケに行ったら必ずサザンオールスターズの「いとしのエリー」や「真夏の果実」「TSUNAMI」などを歌うことを明かし、会場を大いに沸かせた。
舞台挨拶後、フォトセッションのために会場中央の通路にやってきた2人は、熱狂的なファンの声援に手を振ったり、直接ファンに語りかけたりするなど真摯に神対応。長瀬は本作が数十年後にも語り継がれる作品になるようにと、ふたたび精力的な“SNS活動”を呼びかけた。
取材・文/久保田 和馬