英王室で王位が交代すると、キャサリン妃の称号があの方と同じに!?
92歳という年齢が信じられないほど仕事熱心なエリザベス女王だが、数年前から次世代への仕事の引継ぎを始めており、長男であるチャールズ皇太子の王位継承がいよいよ現実化してきている。「チャールズ皇太子を飛ばしてウィリアム王子を国王に!」との声もいまだに少なくないが、順当に行ってチャールズ皇太子が国王の座に就いた場合は、他のロイヤルの称号にも影響を及ぼすことになるそうだ。
チャールズ皇太子(正確な呼称は「王太子」)の現在のタイトルは、「ウェールズ公爵チャールズ王太子(プリンス・オブ・ウェールズ)」だが、王位に就いた場合の称号についてはまだ明言されていない。長男であるウィリアム王子の現在のタイトルは、「ケンブリッジ公爵ウィリアム王子(プリンス・ウィリアム、デューク・オブ・ケンブリッジ)」で、チャールズ皇太子が国王の座に就いた場合は、チャールズ皇太子の現タイトルをそのまま引き継ぎ、「ウェールズ公爵ウィリアム王太子(プリンス・オブ・ウェールズ)」になる確率が高い。
予想を裏切って「コーンウォール公爵」「コーンウォール&ケンブリッジ公爵」になる可能性もあるのだが、ウィリアム王子が「ウェールズ公爵」の名を受け継いだ場合は、キャサリン妃の称号にも変更が生じる。現在「ケンブリッジ公爵夫人」のタイトルを持つキャサリン妃は、ダイアナ元妃の称号だった「ウェールズ王太子妃 (プリンセス・オブ・ウェールズ)」の名を受け継ぐことになるのだ。
「プリンセス」の称号は、王家の血族以外は名乗ることが許されていないため、キャサリン妃は今後も「プリンセス・キャサリン」を名乗ることはなく、あくまでも「プリンセス・オブ・ウェールズ」というタイトルになる。現時点でも、英語メディアはキャサリン妃を「プリンセス・キャサリン」とは呼んでおらず、愛称と旧姓を合わせた「ケイト・ミドルトン」という表記が一般的だ。しかしダイアナ元妃が親しみを込めて「プリンセス・ダイアナ」と呼ばれていたように、近い将来「プリンセス・ケイト」と呼ばれる時代が来るのかもしれない。
UK在住/シャオ