野田洋次郎、自宅で“親友”松田龍平と一緒にW杯観戦!「共演できて、貴重で幸せ」と感謝も
将棋界に奇跡をもたらした異色の棋士・瀬川晶司五段の自伝的作品を映画化した『泣き虫しょったんの奇跡』(9月7日公開)の完成披露舞台挨拶が7月3日にTOHOシネマズ新宿で開催され、松田龍平、野田洋次郎、渋川清彦、駒木根隆介、新井浩文、松たか子、小林薫、國村隼、豊田利晃監督、原作者の瀬川晶司が登壇。プライベートでも親交の深い松田と野田が幼なじみ役として共演を果たし、野田が「貴重で幸せな経験」と喜びを語った。
本作は、新進棋士奨励会の規定により、26歳にして人生の目標を失った男が夢を実現させるために再び立ち上がる姿を描く人間ドラマ。瀬川役を演じた松田によると「瀬川さんは、現場にもずっと来てくださって」とのことで、「本人がいるので、やっぱり気になってしまって。うれしいやら、やりづらいという感じでしたが、本当に特別な撮影になった。瀬川さんに将棋も教えてもらった」とご本人を前に照れ笑いを見せていた。
松田と野田が幼なじみ役として共演を果たした。野田は「特に撮影の前くらいは、本当に仲よくさせてもらっていた。自分の家のキッチンに、僕よりも(松田が)いるくらい」と告白。
仲がよすぎるために「『監督、できなそうな気がします』とメールをした」と不安になったというが、「監督に『できるよ』と言われて、信じて現場に行かせていただいた」と覚悟を決めたという野田。「いつも通りすぎたのか、最初のシーンは10回以上、撮り直しをさせてしまった」とNGを連発してしまったことを明かしつつ、「その時は一瞬、後悔しそうになりましたが。本当に貴重で幸せな経験でした」と喜びを噛み締めていた。
サッカーのワールドカップ(W杯)、日本対ポーランド戦は一緒に観戦したという、松田と野田。野田は「うちで一緒に観ようとなって『行くね』という話だったのに、試合開始してからも全然来ない。ワールドカップで、それってありえます?17分くらい経ってから『うえーい』という感じで来た。始まっていたので、玄関に出迎えに行くのもイヤだった」と松田の“観戦遅刻”を暴露した。
松田は「テンション高かったよね。異常なまでのテンションだった」と飄々と語り、会場も大爆笑。野田は「僕は正座して観るくらいの感じだった。こんなに温度の違う人呼んで、失敗だなと思った」とこぼしながらも、「すごい龍平らしい。そんなにキャラ通りじゃなくていいのにと思った」と楽しそうに話していた。
取材・文/成田 おり枝