変幻自在の個性派女優ヘレナ・ボナム=カーターが明かす、役作りの秘密とは?

コラム

変幻自在の個性派女優ヘレナ・ボナム=カーターが明かす、役作りの秘密とは?

オールスターキャストが集結し、全世界で大ヒットを記録したスティーブン・ソダーバーグ監督の痛快犯罪劇「オーシャンズ」シリーズを、女性キャストで蘇らせた『オーシャンズ8』が8月10日(金)から公開。このたび新生“オーシャンズ”の主要メンバーの1人、ローズ・ワイルを演じたヘレナ・ボナム=カーターの役作りの秘訣が明らかになった。

ヘレナと言えば『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』(07)のミセス・ラヴェット役や『アリス・イン・ワンダーランド』(09)の赤の女王役などのティム・バートン監督作品、さらには「ハリー・ポッター」シリーズの“死喰い人”の1人、ベラトリックス・レストレンジ役など変幻自在な演技で多くの映画ファンから注目を浴びる名女優。

そんな彼女が本作で演じるのは、崖っぷちのファッションデザイナーで大泥棒のローズ・ワイル。女優デビューから35年、これまで映画やテレビ作品などをすべて含めると90本以上の作品に出演してきたヘレンは、本作で初めて大泥棒役に挑戦。「私はそれまでにやったことがないことをやりたい人間なの」と、出演を決めた理由を語るヘレナは「女性1人が主役の映画もなかなかないのに、女性8人が主役だなんて。やっとこういう映画が生まれる時が来たんですね」と、本作のコンセプトに惚れ込んだことを明かした。

さらにヘレナは「劇中でアン・ハサウェイが演じるダフネに素晴らしいドレスを作るために、私はドレスの裁断についてとてもためになるレッスンを受けたり、本物のファッションデザイナーや、この映画の衣装チームから多くのことを学びました」と、ローズ役を演じる上で欠かすことのできないファッションデザイナーとしてのリアリティを追求したとのこと。

徹底的に役柄に入り込み、どんな役でも華麗にこなす超個性派女優のヘレナについて、本作で主演を務めたサンドラ・ブロックも「彼女ほどユニークでスイートな人はいない。どんなシーンでも彼女は予測不可能なんです」と絶賛。過去にアカデミー賞に2度ノミネートされた経歴を持つヘレナのほか、サンドラやアン、ケイト・ブランシェットなど錚々たる顔ぶれが勢ぞろいした本作。果たしてヘレナはどんな魅力的な演技を披露してくれているのか。その活躍に大いに期待したい。

文/久保田 和馬

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