『エアベンダー』プレミアイベントでシャマラン監督「前世は日本人だっと思う」
『エアベンダー』(7月17日公開)の日本公開を記念した、3Dパワープレミアイベントが7月6日に行われた。今日の目玉は史上初の1000人同時屋外3Dオープニングイベント。劇中に登場する4つのエレメント“氣・水・土・火”を3Dで体験し、演出として体で体感してもらおうというもの。およそ1000人の観客に3Dメガネが手渡された後、M.ナイト・シャマラン監督、デヴ・パテル、ジャクソン・ラスボーン、ニコラ・ペルツがレッドカーペットに姿を現すと、大きな拍手と熱い声援が四方から送られた。シャマラン監督たちはサインや記念撮影に気さくに応え、サービス精神旺盛!
その後、いったん監督たちが会場から去り、いよいよ3Dオープニングイベントがスタート。まずは紫舟による書のライブパフォーマンスが行われ、再びシャマラン監督とキャストが登場した。
シャマラン監督は「日本は非常に居心地が良いです。前世は日本人だったと思う。日本には5回ほど来日していますが、今回が最高のプレミアです」と語り、「木曜初日の歴代5位の話は、飛行機の中で聞きました。非常に嬉しく思っています。7歳の時にスターウォーズを観てから映画監督を目指すようになりました。ですからこの映画から、スター・ウォーズっぽい部分を感じていただけたら嬉しいです」と、本作をアピールした。火の国の王子ズーコ役のデヴ・パテルは「東京、最高!」とノリノリで叫び、日本でも『トワイライト』シリーズで人気の、サカ役ジャクソン・ラスボーンは「こんにちは、東京。東京は地球上で一番素晴らしい街ですね」と、本当に東京が気に入ったよう。“南の水の国”唯一のベンダーであるカタラ役のニコラ・ペルツは「ほとんどのシーンはスタントを使わず私自身がこなしました。このために武術を習ったんです」と、はにかんだ表情で語った。
監督、キャストの挨拶が終わると、本日のゲストであるサッカー日本代表・長友佑都が舞台へ。シャマラン監督に花束を手渡した。そしてイベントのハイライトへ。映画と同じ設定で“火の国”からの襲撃予告が流れると、ドック内やイベント会場の至る所から炎が噴出し、前方から火の矢が降り注ぐ。3D映像だけでない、リアルな演出に観客はどよめいていた。炎を防ぐ演出として水柱や土ぼこり、また風が吹き荒れると、観客は身を乗り出したり、避けてみたりと、大変な盛り上がりとなった。
本国での公開初週興収では2位スタートの『エアベンダー』。日本公開となる7月17日は、シャマラン監督が大いにインスピレーションを受けている宮崎駿監督『借りぐらしのアリエッティ』も同日公開となる。強力なライバルとなるが、どちらの作品も成功してもらいたいものだ。【Movie Walker】