土屋太鳳、北村匠海は“幼なじみ”のような存在!?胸キュンシーンも「不思議な感覚」

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土屋太鳳、北村匠海は“幼なじみ”のような存在!?胸キュンシーンも「不思議な感覚」

「月刊デザート」で連載中の人気コミックを実写映画化する『春待つ僕ら』(12月14日公開)に、ヒロインを演じる土屋太鳳をはじめ、北村匠海らいまをときめく若手キャスト陣が顔をそろえた。撮影現場を訪ね、映画化も実現したドラマ「鈴木先生」以来、久しぶりの共演となった土屋と北村に、再タッグの感慨を語ってもらった。

土屋演じるヒロイン・美月(みつき)は、“脱ぼっち”を目指して高校に入学したものの、なかなかクラスに馴染めないでいる女の子。ある日、バスケ部の四天王(北村、磯村勇斗、杉野遥亮、稲葉友)と出会い、共に成長していく姿を描く青春ストーリーだ。メガホンを取るのは、『ROOKIES 卒業』(09)の平川雄一朗監督。美月をめぐるラブストーリーでありながらも、バスケの臨場感やスポーツを通して育まれる男同士の友情も見どころだ。

控えめながら、芯の強さを秘めたヒロイン・美月。北村が、そんな彼女を見守る、無口で天然な男子・永久(とわ)役を演じている。

土屋は、美月の永久に対する想いを「憧れ。将来を感じる太陽のような存在」と分析する。「鈴木先生」ではクラスいちの美少女・小川蘇美を土屋、蘇美に恋する5人衆の一人である出水正を北村が演じていたが、「匠海くんとは、8年前に私と同じくらいの背丈の時に共演して」ときちんと芝居のやり取りをするのは約8年ぶりだそう。「美月と永久として全力でぶつかれるのは楽しかったですし、背も大きくなっているなと思ったり。人としても役者さんとしても大きくなっていて、大きな器になられたなという印象です。終わるのがさみしいなと思いながら一緒にお芝居をしていました」と語る。

一方の北村は、美月の魅力について「とにかくまっすぐ。悩んだり、いろいろなことにぶつかったりするけど、それに対して逃げずにまっすぐ進んでいくのが魅力的」と話す。「それを太鳳ちゃんが演じているというのが、またぴったりだったし、一緒に向き合ってお芝居をしていても“美月”そのままでした。」と美月のまっすぐさと土屋のパーソナルな部分が重なったという。

『春待つ僕ら』では美月と永久の胸キュンシーンもあるが、北村は「太鳳ちゃんには『幼なじみみたいな感覚で、なんか不思議だね』と言われました」とニッコリ。「また共演できたこともうれしいし、しかもそれが相手役で、想いを寄せ合っている物語というのは、不思議な感覚だったなと思います。僕にとっても独特な距離感だったり、雰囲気だったり、恥ずかしさもありますね」と特別な再共演となった様子だ。

時の流れと共に、しっかりと世代を代表する役者へと成長した2人。「青春の繊細さと恋愛のドキドキを描きながら、原作にある人間が成長していくドラマが、平川組ならではの骨太さとリアルさで描かれる」(土屋)、「ステキな原作があって、漫画の中に描かれている恋愛模様×バスケットボール=“青春の熱さ”がそのまま映像化されています」(北村)というから、いまから本作の完成が楽しみだ。

取材・文/成田 おり枝

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