地方住み必見!玄関の鍵はかけない、牛が道路を横断…“ド田舎あるある”満載アニメ
マイペースで大らかな田舎独特の気質
本作のキャラクターの多くがマイペースで大らかな性格。特にれんげの姉で分校の先生を務める一穂は授業中に居眠りをしたり、遠足と偽って生徒に田植えを手伝わせるなど、およそ教師らしいとは言えない…。一方、一穂の後輩で駄菓子屋の店長・加賀山楓は、半ば強引に赤ん坊時代のれんげの面倒を見させられるなど、頼まれると断れないお人好しだ。
このような気質は田舎独特の習慣によって作り上げられるのかもしれない。田舎ではご近所のほとんどが顔見知り故か、留守中でも家の鍵をかけなかったり、扉を開けっぱなしにすることがある。劇中でも蛍が家の鍵を持ち歩いていることを、れんげたちが不思議がるシーンが描かれている。さらに、採れたての野菜がそのまま置かれた“無人販売所”なるものがあり、任意でお金を支払うことで野菜を持ち帰ることができるのだ。互いを信頼している、というよりも、疑うことがないからこそ成り立つ関係だと言えるだろう。
そんな田舎育ちの彼女たちが、地元を飛び出し沖縄へ行く『劇場版 のんのんびより ばけーしょん』が8月25日(土)より公開。劇場版では福引で当てた旅行券をきっかけに、旭丘分校の5人に先生の一穂らの沖縄旅行の模様が描かれる。照りつける真夏の太陽に青い海、生い茂るマングローブなど、沖縄に場所を変えてどのようなスローライフが繰り広げられるのか?ぜひ劇場でその様子を確かめ、日々の喧騒を忘れて癒されていただきたい。
文/トライワークス
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