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トム・クルーズが、全米俳優組合の最低賃金で『M:I-4』の主演に同意

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トム・クルーズが、全米俳優組合の最低賃金で『M:I-4』の主演に同意

『ナイト&デイ』(10月9日日本公開)の興行的失敗を受け、2011年12月全米公開予定の『ミッション・インポッシブル 4』の主役の続投が危ぶまれていたトム・クルーズが、前代未聞の低額ギャラでイーサン・ハントとして復活することが決まったようだ。

『ナイト&デイ』の全米オープニング成績が予想以上に悪かったため、他国の興行成績の結果によっては、イーサンの役を縮小することでトムのギャラをカットし、他にもう1人の準主役を立てるか、トム以外の俳優を探すことになるかもしれない、と噂されていた。

結果的に、全米では公開から6週間の興行成績が7500万ドルにも達しないうえ、全世界でも1億9000万ドルに満たない状況を受け、「配給元のパラマウントは、もはやトムが主演ではヒットは望めないと見切りをつけたようです。約1億3500万ドルという製作費を自分たちだけで負担するにはあまりにもリスクが大きいため、出資は半分にし、他の半分の出資者も見つけました。トムに対しては、全米俳優組合の規定で定められた最低賃金と、スタジオが製作費を回収したのちの興行成績の結果で、出来高払いにすることで合意に達した」と、ニューヨーク・マガジンに関係者が語っている。

かつて最も高額のギャラを稼いでいたトムだけに、このような事態は誰も想像していなかったこと。本人にとっても、さぞかし屈辱的なことだろう。シリーズ最悪だった『M:I-3』(06)ですらも全世界で約4億ドルを稼ぎ出しているが、それ以降に公開された作品で半分の2億ドルに達した主演作は皆無だ。代表作でトムの復活を願いたい。【NY在住/JUNKO】

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