有村架純、くじけそうになった時、15歳当時を振り返る「いまは毎日が夢のよう」

イベント

有村架純、くじけそうになった時、15歳当時を振り返る「いまは毎日が夢のよう」

川口俊和の小説を映画化した『コーヒーが冷めないうちに』の初日舞台挨拶が、9月21日にTOHOシネマズ日比谷で開催。有村架純、伊藤健太郎、石田ゆり子、林遣都、塚原あゆ子監督が舞台挨拶に登壇した。映画にちなみ、コーヒーでの鏡開きを行い、会場は大いに盛り上がりを見せた。

主演を務めた有村は豪華共演陣と撮影できたことについて「こんなに贅沢な時間があるのだろうかと思うくらい贅沢で、皆さんの姿勢を見ながら勉強させていただきました。(演じた)数は客観的に皆さんを見ていることが多く、おいしいなと思って見てました」とおちゃめな笑顔で語った。

『コーヒーが冷めないうちに』は、ある席に座り、いくつかのルールを守ればその人が望んだ過去に戻ることができるという喫茶店が舞台だ。過去に戻ったことで未来が変わる登場人物にちなみ、人生で運命を変えた瞬間についてゲスト陣がクロストーク。

有村は「このお仕事を始めた時のことしか思い浮かばないです。15歳でお芝居がしたいと思って、オーディションを受け始めたことがきっかけなので、それがなかったら、いまここにはいないと思います」と語った。

当時、中学3年生だったという有村は、現在について「本当に毎日が夢のようです。くじけそうになっても、なんのために東京にいるんだ?と思います」と、当時の決意が心の支えになっていることを明かした。

伊藤は、21歳で芸名を「健太郎」から「伊藤健太郎」に変えたことを挙げた。「プロデューサーさんから『絶対名字をつけたほうがいい』と言われ、いろいろ考えて、いろんなタイミングが重なって(変えました)。いまを逃したらないのかなと」。

林も中学の修学旅行中にスカウトされたことを挙げ「事務所の方が人生を変えてくれた。また、(修学旅行は)班行動だったのですが、同じ班のそんなに親しくない女子3人が『渋谷に行きたい』と言ってくれた(から渋谷へ行った)。その3人が人生を変えてくれたので、いまだにずっと感謝してます」と述べて、笑いを取った。

また、石田も、15歳の春に自由が丘でスカウトされたことだと述べ「それまでは水泳の選手で、男の子みたいなショートカットでした。でも『自分の人生がいま変わった』と感じました」と当時を振り返った。

取材・文/山崎 伸子

作品情報へ