水樹奈々、小学生役に「私、本当に大丈夫!?」と不安も小林星蘭が「本当に同級生みたい」
累計発行部数300万部を誇る人気児童文学シリーズを映画化した劇場版『若おかみは小学生!』(公開中)の公開記念舞台挨拶が9月22日にTOHOシネマズ新宿で開催され、小林星蘭、水樹奈々、松田颯水、鈴木杏樹、ホラン千秋、主題歌を担当した藤原さくら、原作者の令丈ヒロ子、高坂希太郎監督が登壇。小学生6年生の主人公・おっこ(小林)の同級生役を演じた水樹が「小学生役、大丈夫かなと思った」と役を受け取った時の不安を告白した。
温泉旅館を舞台に、おっこが不思議な仲間に助けられながら少しずつ成長していく姿を描く本作。小林がおっこ役を、水樹がおっこのライバルにして同級生の真月役を演じている。この日、小林はおっこと同じ和服姿、水樹も真月をイメージしたピンクのフリルドレスで登場。水樹が「あなた、若おかみじゃなくてバカおかみなの!?」と真月のセリフを放つと、小林も笑顔で応じるなど、舞台挨拶の冒頭から丁々発止のやり取りで会場を沸かせた。
小林は「小学生の時に図書室で争奪戦になるくらい大人気の本だった。私も大好きだった」ともともと原作の大ファンだったそうで、おっこ役に決まった時は「本当にうれしくて。思わず涙がポロっと出てしまった」と感激の涙を流したという。
水樹が「ほぼ打ち合わせなしで、感情のままに」と小林とのアフレコを振り返ると、小林も「ノリに合わせてくれた!」と声を弾ませるなど、現場ではあうんの呼吸で物語を紡いだ2人。しかし水樹は「オーディションを受けた時に『私が小学生役か。大丈夫かな』と思った」と不安もあったそうで、「しかも現場に行ったら、星蘭ちゃんがいて!私、本当に大丈夫かなと思った。ごめんなさい!って思った」と語り、会場の笑いを誘っていた。
続けて水樹が「座長としてたくましかった。周りの皆さんをぐいぐい引っ張ってくれて、安心感があった」と小林への絶大な信頼を口にすると、小林は「本当に同級生みたいな感じでした」とニッコリ。水樹は「ありがとう!」と小林に肩を寄せ、大きな感謝を伝えていた。
また小林が9月25日、鈴木が23日、ホランが28日に誕生日を迎えることもあって、劇中アイテム“露天風呂プリン”を再現した大きなプリンでお祝いするひと幕も。小林は「こんなに大きいのすごい!プリン大好きなので、幸せです!」と感動しきりで、パクリとプリンを頬張っていた。
取材・文/成田 おり枝