乃木坂46・堀未央奈が映画初出演で初主演!ゼロ年代少女漫画の金字塔が実写化
「5時から9時まで」で知られる相原実貴の「ホットギミック」が、このたび『おとぎ話みたい』(14)や『溺れるナイフ』(16)など新世代の映画作家の中でひときわ異彩を放つ山戸結希監督のメガホンで映画化することが決定した。
本作の主人公はどこにでもいる平凡な女子高生・成田初。ある日、同じマンションに住む幼なじみの亮輝に弱みを握られ、無茶な命令に振り回されるようになる。そんな中、数年前に引っ越してしまった幼なじみ・梓と再会した初は、昔と変わらない梓の優しさに惹かれ付き合うことになり幸福感に溶けていくが…。さらに兄・凌の秘密を知ってしまった初は、いままで通りにいられないことに戸惑うようになる。
原作は連載終了から13年が経ったいまでも“恋愛漫画の金字塔”といわれ、海外でも単行本が発行された2000年代少女漫画の名作。これまでの少女漫画のイメージを覆し“片思いの成就”ではなく“男女の繊細な駆け引き”を重点的に描写したことで多くの読者を魅了し、すでに累計発行部数は450万部を突破している。
3人の男性との恋に揺れ動く主人公・成田初を演じるのは、乃木坂46に2期生として加入し、7thシングル「バレッタ」で初選抜にして初センターを務めた次世代エース・堀未央奈。女性ファッション誌「ar」のレギュラーモデルとしても活躍する彼女が、映画初出演となる本作で初主演の大役を務めあげる。
また、幼なじみの橘亮輝役には「ちはやふる」シリーズや『3D彼女 リアルガール』(公開中)などで抜群の存在感を見せつける清水尋也。もう1人の幼なじみ・小田切梓役には「M!LK」のメンバーで『響-HIBIKI-』(公開中)にも出演している板垣瑞生。そして初の兄・成田凌役にはNHK連続テレビ小説「半分、青い。」での印象的な演技が光る間宮祥太朗。
「若者の胸に突き刺さる鮮烈な、新しい時代の青春映画を作りたい」という山戸監督と若手プロデューサーの情熱のもと企画が進められた本作は「現実逃避のためのファンタジーに過ぎない少女漫画映画ではなく、傷つくことも含めて現代のリアルな恋愛なのだということを、印象的に描いていきたい」というヴィジョンを有しているとのこと。
次世代を担う若き才能たちが、既存の日本映画の常識を変えようと意気込み集結した本作。その動向から目が離せなくなりそうだ。『ホットギミック』は2019年に公開される。