水瀬いのり『フリクリ』で初めての経験!“母”井上喜久子は「かわいすぎた」とメロメロ

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水瀬いのり『フリクリ』で初めての経験!“母”井上喜久子は「かわいすぎた」とメロメロ

劇場版『フリクリ プログレ』の初日舞台挨拶が9月28日にTOHOシネマズ日比谷で開催され、水瀬いのり(雲雀弄ヒドミ役)、福山潤(井出交役)、井上喜久子(雲雀弄ヒナエ役)が登壇した。

本作は、2000年に全6巻のOVAとして発売され、世界中のアニメファンから注目を浴びた『フリクリ』の劇場版。とある地方都市で暮らすヘッドフォンの少女ヒドミと、彼女の周りで起きる不思議な出来事の数々が描かれる。井上が、イベントなどでは恒例となった挨拶「井上喜久子、17歳です」を繰り出すと、観客も「おいおい!」とすかさずツッコむなど、上映後の会場は冒頭から大盛り上がりだった。

「どのキャラクターも『フリクリ』の世界を縦横無尽に駆け回っていて。溌剌とした気持ちになる映画に仕上がっていた」と完成作の感想を明かした水瀬だが、演じたヒドミについては「手応えがありつつ、不安でもあった」と告白。

ヒドミの母・ヒナエ役の井上は「かわいすぎた!たまらないね!冷たいヒドミちゃんも、かわいいヒドミちゃんもどっちも好き。いろいろなヒドミちゃんを見れた」と水瀬が演じた“娘”にベタ惚れで、水瀬は「お母さん、すごい褒めてくれる。うれしい!」と声を弾ませつつ、「一人の女の子を演じて、ここまでたくさんの顔を見せてもらったのは初めての経験」と自身にとっても新境地となったことを明かしていた。

水瀬にとってヒドミは共通点もあったキャラクターだったようで、「ヒドミは子どもらしさと大人びた姿を、どちらも持った女の子だった」とコメント。「私はデビューが14歳だった」と若いころにデビューしているからか、「現場でアンバランスに見られることが多かった。顔の雰囲気と中身のギャップみたいなものは、ヒドミに通じる部分がある。見た目ほど、あまり女の子らしい性格じゃない。サッパリしちゃっているところがある」そうで、「甘えたいけど、甘えられない。その不器用さはヒドミに似ているのかもしれない」とヒドミに心を寄せていた。

それぞれが「衝撃的だったシーンはたくさんある!」と興奮気味に語るが、一言で本作を表すことになると、水瀬は「(一言では言えないので)劇場へ!」、福山は「真っ直ぐなラブストーリー」、井上は「青春は爆発だ!」と熱くアピール。にぎやかな舞台挨拶を締めくくった。

取材・文/成田 おり枝

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