渕上舞『ガルパン』4DX上映に興奮「みほの気持ちになりきった!」6年の変化に感慨も
人気テレビアニメ「ガールズ&パンツァー」の『ガールズ&パンツァー 第63回戦車道全国高校生大会 総集編』劇場公開初日舞台挨拶が9月29日にユナイテッド・シネマ豊洲で開催され、渕上舞、尾崎真実、中上育実、井口裕香が登壇。西住みほ役の渕上が「みほの気持ちになりきった!」と4DX上映の迫力に驚くと共に、放送開始から6年を経ての変化を明かした。
本作は、テレビアニメ全12話とOVA『これが本当のアンツィオ戦です!』を1本に再編集した総集編。戦車を使った武道「戦車道」が大和撫子のたしなみとされている世界を舞台に、県立大洗女子学園に転校してきた西住みほが、個性あふれるメンバーとともに戦車道全国大会に向けて奮闘する姿を描く。
本作では、劇中のシーンにマッチしてモーションシートが動き、水や風、香りなど様々な特殊効果で、映画の臨場感を演出する4DXでの上映も実施。舞台挨拶は4DX上映後に行われ、「最高!」の歓声が飛び交うなど興奮度マックスのなか、キャスト陣が登壇した。
すでに4DX上映を体験したという渕上は「すっごく、すっごくすごかった!」と素直すぎる感想を吐露。「みほの気持ちになりきって、映画を観ているだけなのに顔が凛々しくなっちゃった」そうで、「キャラクターの視点でストーリーを楽しめる。私はみほではないので、“みほの気持ちはわからないな”と思ったこともあったけれど、4DXを体験したことで、より“みほになりきれた”と強く感じました」と新鮮な気持ちももらったという。「最終章のアフレコなどに、活かせるのではないか」と今後に向けて、意欲をみなぎらせていた。
テレビアニメの開始は2012年10月のこと。スタートから6年を経てもなお愛され続けている本シリーズだが、総集編をきっかけに初期を回想した渕上は「声、違うなと思いました」と告白。「総集編としてつないだものを見ると、だんだん変わっているのがわかる。最初の方はキャラクターも戦車道に触れていないので、初々しさが出ている。私たち自身も慣れていない。そこからだんだん自信がついて、どっしりした重みみたいなものが感じられた」とキャラクターと共に歩んできた道のりを、感慨深けに振り返っていた。
また五十鈴華役の尾崎は「『ガルパン』は劇場で観るのに向いている作品」、秋山優花里役の中上は「(4DX上映を)3歳の息子と観られるよう、長く上映してほしい」、冷泉麻子役の井口は「応援してくださっている皆さんがいるから、『ガルパン』は止まることなく進んでいける」とそれぞれに“ガルパン愛”とファンへの感謝を語り、大きな拍手を浴びていた。
取材・文/成田 おり枝