ニコラス・ホルトがサリンジャーに!「ライ麦畑でつかまえて」誕生秘話が明かされる
20世紀を代表する名作文学「ライ麦畑でつかまえて」を生みだした作家、J.D.サリンジャーの謎に満ちた半生と、同作の誕生秘話が描き出される『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』が2019年1月18日(土)より公開。このたび本作のポスタービジュルと予告編が到着した。
1951年に刊行されてから、世界中で累計6500万部を売り上げた“青春のバイブル”「ライ麦畑でつかまえて」。日本でも村上春樹による新訳が大きな話題を集めた同作は、時代を超えて多くの若者に愛され、数々のアーティストにインスピレーションをもたらしてきた。
大学中退を繰り返していた20歳のサリンジャーが、作家を志してコロンビア大学に編入するところから幕をあける本作。華やかなニューヨークを舞台に、自分の作風を見つけ出そうと試行錯誤を重ねるサリンジャーが体験する、社交界のセレブとの恋に恩師との運命的な出会い、そして第二次世界大戦。圧倒的な名声と富を手に入れながら文壇から突如姿を消したサリンジャーの謎が明らかにされていく。
サリンジャーを演じるのは『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(15)でニュークス役を演じて脚光を浴びたニコラス・ホルト。そしてサリンジャーの才能を開花させたコロンビア大学の教授で、文学誌「ストーリー」の編集者ウィット・バーネット役をケヴィン・スペイシーが演じる。
2019年1月1日に生誕100周年を迎えるサリンジャー。孤高の天才作家が、いかにしてアメリカ文学史に残る不朽の名作を生み出したのか。本作を通してサリンジャーの新しい一面を発見できることは間違いないだろう。
文/久保田 和馬
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