『忍たま乱太郎』が加藤清史郎主演、三池崇史監督で実写映画化!
1993年から現在までNHK教育テレビでアニメ放送されている「忍たま乱太郎」が、加藤清史郎主演、三池崇史監督で実写映画化されることとなり、京都・太秦東映撮影所での撮影現場レポートが届いた。
一流忍者を目指す主人公・乱太郎(加藤)は、エリート忍者になってほしいという両親の期待を胸に、忍術学園へ入学する。そこにはしんべヱ(木村風太)や、きり丸(林遼威)がおり、ちょっと変わった先生や、かわいいくノ一たちと共に楽しい学園生活を送っていた。しかし、乱太郎たち3人組は、授業も試験もドジばかり、いつもなぜかロクでもないことになってしまう。
撮影所では、忍者のたまご、“忍たま”の衣装に身を包んだ子どもたちは元気いっぱいに駆け回り、連日の暑さも一向に気にしない様子で撮影に臨み、三池監督の指示にしっかり返事をし、忍たまとしてしっかり修行に励んでいる様子。シーンの合間にはみんなではしゃいだりスタッフにいたずらするなど、まだまだやんちゃの絶えない子どもたち。現在、夏休み中の加藤は「宿題は現場でやっています。1週間オフをいただいて家族旅行に行きました」と仕事と並行し、夏休みを満喫している様子。
8歳から10歳の子役たちが集まっている現場について、三池監督は「子どもはイライラしますね。嘘です、楽しいです」と冗談交じりに話し、「いろんな子どもがいるので、バラバラの個性がつまったクラスにしています。僕はいつも変わらず平常心で挑んでいますが、大人のキャストのほうが子どもより自由にやっています」とにぎやかな現場の様子を伺わせた。
撮影について加藤は「乱太郎は足が速いので走るシーンが多いです。足も速くしないといけないし、山も走るから危ないところもあり、自分の安全とスピードを調節するのが難しい。コース確認でどけられない大きな石とかあったら避けて走ったり、走るシーンは疲れます」と苦労を明かした。乱太郎と自分の共通点については「たまにトラブルに巻き込まれるところが乱太郎と似ています」と明かした。今年ベネチアに行く三池監督は「(『忍たま乱太郎』は)映画の質としてはカンヌ向き?(笑)来年の全国の夏休みが映画祭だと思って作っています」と意気込んだ。
また、生徒たちに振り回される、気の優しい土井先生を三浦貴大、厳しくもやさしい教師で女装が趣味の山田先生役を寺島進が演じる。撮影は京都・太秦東映撮影所、京都市内、滋賀県、兵庫県でのロケを予定しており、今月末クランクアップ予定、2011年夏ロードショー目指している。【Movie Walker】