有村架純、初の母親役は「寄り添って演じた」女優以外で就きたいのは“人を癒す仕事”と告白も

イベント

有村架純、初の母親役は「寄り添って演じた」女優以外で就きたいのは“人を癒す仕事”と告白も

人生を鉄道になぞらえて描く「RAILWAYS」シリーズ最新作『かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―』(11月30日公開)の完成披露試写会が10月18日に新宿ピカデリーで開催され、有村架純、國村隼、桜庭ななみ、歸山竜成、木下ほうか、筒井真理子、板尾創路、青木崇高、吉田康弘監督が登壇。初の母親役にチャレンジした有村が「(演じた)晶に寄り添って演じた」と想いを明かした。

本作は、鹿児島県〜熊本県を結ぶ“肥薩おれんじ鉄道”を舞台に、愛する人を失った“ふぞろい”な3人の家族の再出発をつづる人間ドラマ。夫に先立たれ、夫の連れ子と共に義父と暮らすことになった女性・晶(有村)が、鉄道の運転士になろうと奮闘する姿を描く。

有村は「晶自身も私自身も、母親というものがどういった役割をしているかわからないところがあった」と役柄との共通点を語り、「晶に寄り添って演じられればと思いました」とコメント。「それまでに晶がどういう人生を歩んできたかが描かれずに(物語が)始まるので、そのあたりのバックボーンは監督と共有しながら、作らせていただいた」と監督と綿密に話し合いながら、役作りをしていったそう。

また、劇中で登場人物たちが“新たな人生を歩む”姿が描かれることから、「別の職業に就くとしたら、どんな職業がいい?」と問われるひと幕も。有村は「体の健康面や体調管理を常に気にしているんですが、体について悩むことが結構あって。体に対する悩みや、ここを改善したいなという人の相談できる場所になりたい。知識や技術も勉強して、そういった人たちを助けたい」と健康カウンセラーのような仕事に就きたいという。國村は「それだけで治るでしょうね」と有村が話を聞いてくれるだけで癒されそうと話し、会場の笑いを誘っていた。

「小さい時からナースになりたかった」と告白した桜庭は、「ずっと夢見ていて。いまの会社にスカウトしてもらってこの仕事を始めたんですが、その理由が『ナースの役もできるから、やってみない?』と言われたから。それでいまここに立っています」と女優の道へと背中を押した、意外な一言を明かしていた。

取材・文/成田 おり枝

関連作品