SKE48須田亜香里「プレッシャーあった」珠理奈“不在の夏”に流した涙のワケ
アイドルグループ・SKE48の活動に密着したドキュメンタリー映画『アイドル』の初日舞台挨拶が10月19日にイオンシネマ板橋で開催され、北川綾巴、大場美奈、須田亜香里が登壇。須田が「センターポジションに立ち、プレッシャーもあった」と松井珠理奈“不在の夏”を回顧した。
AKB48の全国進出第一弾として2008年7月に名古屋・栄に誕生したSKE48。本作は、劇場デビュー10周年を迎えた2018年、ライバルグループとの競争が激化するなか、自分たちの未来に向けてコンサートなどに奮闘するメンバーの姿に迫るドキュメンタリー映画。
6月16日にナゴヤドームで行われた「第10回 AKB48世界選抜総選挙」ではSKE48の松井珠理奈と須田亜香里がワンツーフィニッシュを飾るも、不動のエース・松井が体調不良のためダウン。9月まで約3か月の長期療養に入るなど、今年の夏はSKE48にとって壮絶なものだった。
メンバーの涙もとらえ、「泣いているシーンの私、カオスじゃなかったですか?」と映画鑑賞後の観客に問いかけた須田。「一か所、すごく泣いているシーンがある」そうで、「この夏、珠理奈さんが休養している間に、SKE48のセンターポジションに立ち、プレッシャーもあった。自信を持って提供できるものをいつも追い求めていた」と告白。
「珠理奈さんの背中を見ていたからこそのセンター像を見せていたつもりなんですが、ダンスの先生から『初披露の「いきなりパンチライン」全然ダメだったよ』って、2回目披露の直前に言われた」と厳しいダメ出しを述懐し、「はじまる直前に私になにができるんだろうと思って泣いてました」と涙の理由を話していた。
また須田にとって「祖父が他界したその数時間後のイベント」も映し出されているといい、「そこで笑っている姿が流れている。その日はすごく印象的に残っている。“アイドルをやる”ってこういうことなんだなって。届けたい相手がいるし、このグループを成り立たせたいと思う根性って、自分にもあるんだなって気付かされた」とドキュメンタリーを見て、発見したこともあったと語っていた。
取材・文/成田 おり枝