波瑠、西島秀俊が語る、現場で「浮かれてました」発言にうなずく|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
波瑠、西島秀俊が語る、現場で「浮かれてました」発言にうなずく

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波瑠、西島秀俊が語る、現場で「浮かれてました」発言にうなずく

波瑠と西島秀俊が初共演した『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』の公開記念舞台挨拶が、10月27日にTOHOシネマズ日比谷で開催され、波瑠、西島、岡山天音、深水元基、濱田マリ、波多野貴文監督が登壇した。思い出に残ったシーンの撮影エピソードを尋ねられ、「うーん」とうなる波瑠を、とても温かい目で覗き込む西島の笑顔に、会場はほっこりした。

波瑠は「見せ場がいっぱいあるじゃないですか」と選べずに困っていたが「イルミネーションがつく瞬間はすごいきれいで感動しました。わっと明るくなって。(演じた)波平の気持ちを思い出してゾクッとして。ものすごく印象的に残っています」と言うと、波多野監督が笑う。

波瑠は「私、選ぶエピソード、間違えました?」と慌てる。波多野監督は「いやいや(苦笑)。それはきれいだったんですが、波瑠ちゃんに水がかかるシーン。本番のシーンでまったく濡れなくて」と言うと、西島も「水が来たのにまったく濡れなかったの?」と驚く。

波瑠がうなずき「彼(中村倫也)だけがビチョ濡れになって」と苦笑い。同シーンは水の量を増やしてもう1回撮ったそうで、波瑠は「すごい申し訳なかったです」と笑顔でコメント。

西島は遊園地で夜にロケをしたエピソードを披露した。「夜だったので特にきれいで好きだった。あと、光るペンをしょっちゅう光らせてたけど、全然映ってない。楽しく手に光らせて浮かれてた」とうれしそうに言うと、波瑠は「覚えてます。ここぞとばかりに浮かれてましたよね」と笑った。

最後に波瑠が「これから社会人になる人も、上司の立場にいる人も、楽しく仕事をしたいと思ってもらえたらうれしいです」と本作をアピール。西島も「波瑠ちゃんが座長ということで、波瑠ちゃんを中心にすごくまとまったすばらしい現場で撮影ができました」と波瑠をねぎらった。

『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』は「海猿」の小森陽一による小説を波瑠主演で映画化した人間ドラマ。波瑠が演じたのは、思い描いていた職場の理想と現実とのギャップにショックを受ける新入社員・波平久瑠美役。西島は、久瑠美と交流していくカリスマ上司・小塚慶彦役を好演した。

取材・文/山崎 伸子

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