英ブランドの宣伝は?メーガン妃、16日間の衣装総額は1730万円!
10月16日から31日までの16日間、オセアニア諸国を巡る“ロイヤルツアー”を行ったヘンリー王子夫妻。様々な話題を振りまいたツアーの中で、メーガン妃のファッションに関するトピックは、とりわけ大きな注目を集めてきた。
英王室の女性の装いは、社交儀礼のうえで重要な役割を担っている。外遊においては訪問国のファッションを紹介すると同時に、英ブランドの着用で自国のファッションを宣伝することが期待されているわけだが、この観点からメーガン妃のツアー中の服装を採点すると、残念ながら合格点には達しなかったようだ。
メーガン妃が16日間で使用した衣装総額は11万8000ポンド(約1730万円)。歴訪期間中74のブランドを使用したうち、英ブランドは20レーベルだった。最多はアメリカン・ブランドで25のレーベルを採用している。3番目が訪問地のオーストラリアのブランドで7レーベル、4番目はフランスとイタリアのブランドで各5レーベル、5番目がカナダブランドで3レーベル、6番目が訪問地のニュージーランドで2レーベル、その他の国は各1ブランドのみの使用だった。
着用された英ブランド20レーベルのうち、コートやドレスなどの目立つ服飾は11のみで、あとはアクセサリーや靴、帽子などの小物類だったことも英国民を落胆させたようだ。メーガン妃は親友のカナダ人スタイリスト、ジェシカ・マルロニーにファッション指南を受けているそうで、結婚後は英ブランドの使用回数が極端に減っていることも指摘されている。
今回の結果にも大きな驚きはないが、王室御用達として知られてきた“ハウス・オブ・フレーザー”などの有名店が次々に閉鎖し、英国の服飾産業は決して好調ではない。「2000万円近くも衣装代に使っているのに、英国への貢献が足りない」「メーガン妃の忠誠心は英国ではなくて、北米に向けられている」など、英国民の不満の声も大きくなってきており、今後の対応に注目が集まりそうだ。
UK在住/シャオ