高良健吾、谷村美月が藤井フミヤの主題歌熱唱に感動!

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高良健吾、谷村美月が藤井フミヤの主題歌熱唱に感動!

映画出演作が相次ぐ若手実力派俳優の高良健吾と谷村美月の主演作『おにいちゃんのハナビ』(9月25日公開)の舞台挨拶付きプレミアが、9月2日に有楽町の朝日ホールで開催。高良健吾、谷村美月、宮崎美子、大杉漣、国本雅広監督が登壇して撮影中のエピソードを語り、主題歌「今、君に言っておこう」を手がけた藤井フミヤが、観客の前でこの曲を熱唱した。

実話を基にした『おにいちゃんのハナビ』は、新潟県の片貝まつりの花火大会を題材に、兄思いで白血病の少女・華と、引きこもりの兄・太郎との兄妹愛や家族の絆を描く感動作だ。太郎役の高良は「初めて自分の名前が一番最初に来る作品です。やる前はプレッシャーがありましたが、いつもと変わらずにできて、自分にとっては特別な作品になりました」と語った。谷村も「今までとは違う現場の雰囲気が新鮮で、一から色々学ぶことがたくさんあり、大切な作品になりました」と感慨深い表情で語った。

市原隼人主演作『ボックス!』(10)でも共演したばかりのふたりは、それぞれの印象をこう語った。まずは谷村が高良について「リアルな間だったり、自然なお芝居というか、お芝居じゃないような自然な空気感が出てて、一緒にやっていて楽しかったです」とコメント。高良は「僕はふらふらしてる部分があるけど、美月ちゃんはすごく堂々としてました」と語った。また、谷村が役作りで頭髪を丸刈りにして現場に臨んだことについて「美月ちゃんは『私はスキンヘッドになれなかったら、この役はやりませんでした。スキンヘッドにさせてくれた事務所に感謝しますと』と言っていて、素晴らしい女優さんだなと思いました」と彼女を大絶賛。

両親役を演じた宮崎は「しっかりしてるでしょ。こういう子供がいたら幸せだなと」と言い、大杉も「1個の作品に取り組む姿勢が素晴らしい。ふたりは本当にしっかりしてます。シャキッとしてます」と褒め称えた。

その後、藤井フミヤが登場。4年ぶりに主題歌「今、君に言っておこう」を詞・曲共に書き下ろした藤井は、「脚本を読んだ段階で目がうるんでましたから。より映像が感動的に感じられるようにエンディングを作りました」と語った。藤井は主題歌をアコースティックバージョンで披露すると、会場は感動の渦に巻き込まれた。高良たちもいったんステージの横にはけたが、再度登壇して藤井に拍手を贈った。ちなみに高良は、映画の1年後の太郎という設定で、この曲のプロモーションビデオにも出演している。

高良、谷村の息の合った演技や、花火に思いを託す兄妹の物語は、琴線だけではなく涙腺をも刺激するので、観賞時にはハンカチが必携! また、花火のシーンもダイナミックで心に響くので、この夏、花火大会へ行きそびれた方にも是非おすすめしたい。【MovieWalker/山崎伸子】

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