『おまえの母ちゃんBITCH!』など愛と性がテーマの強烈作が続々スクリーンに

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『おまえの母ちゃんBITCH!』など愛と性がテーマの強烈作が続々スクリーンに

切っても切れない愛と性の関係。人間にとって永遠のテーマとも言える2つのキーワードを題材にした映画祭「ラブ・アンド・エロス・シネマ・コレクション」が9月25日(土)よりテアトル新宿にて開催されることになった。

愛と性をテーマにした様々なラブストーリーが、週代わりで楽しめるという映画祭だ。「最多動員作品には100万円が授与される」という観客動員レースも実施されるとのことで、どの作品も製作陣の意欲がほとばしる個性的な内容に仕上がっている。

ちなみに、本映画祭に参加している監督たちは、いずれも知る人ぞ知る鬼才ばかり。妻夫木聡主演のパニック映画『感染列島』(09)や、4時間超えの大作『ヘヴンズストーリー』(10月2日公開)の瀬々敬久監督に、そのできの良さから一般公開までされたピンク映画『たまもの』(04)や『かえるのうた』(05)のいまおかしんじ監督。さらに漫画家、小説、女優と幅広い分野で活躍している内田春菊が、この映画祭で映画監督デビューを果たした点にも注目したい。

内田監督の作品は、その名も『おまえの母ちゃんBITCH!』という、いかにも彼女らしいタイトル。大学生が子持ちの人妻と恋をするというシンプルなストーリーだが、リアルな女の性を綴りながらも、明るさとユーモアが共存する世界観を表現したその手腕は、とても初監督作とは思えないほどだ。

またこの映画祭は、来場者にとっても嬉しい催しが用意されている。なんと動員数1位に選ばれた作品に投票した観客の中から抽選で、撮影に使われたSISLEYの衣裳がプレゼントされるのだ。名監督の撮り下ろし作品が見られるうえに、豪華衣装までもらえるなんて、これはもう劇場に行くしかないだろう。【トライワークス】

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