AVを仕事に選んだ理由とは?ふたりのみひろが赤裸々トーク

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AVを仕事に選んだ理由とは?ふたりのみひろが赤裸々トーク

今年6月にAV業界引退を発表し、本格的に女優として活動することを宣言した元・国民的AV女優みひろ。そんな彼女の半生を描いた私小説の映画化作品『nude』が9月18日(土)より公開されることとなり、シネマート六本木では原作者であるみひろと、劇中でみひろを演じた渡辺奈緒子によるトークショー付き試写会が開催。ふたりのみひろ(!?)による濃厚トークが展開された。

みひろの実体験が原作ということもあって、劇中にはかなりハードなシーンも登場するが、渡辺はこの難役を演じるために「プロ意識を持って仕事に取り組むみひろさんの姿を研究しようと思って、出演作を借りるためにビデオ屋のAVコーナーまで行きました。サングラスと帽子をかけて潜り込んだんですけど、あれはまさに男性の領域でしたね(笑)。みんなパッケージの表より裏をじっくり見ながら、品定めをしているのが印象的でした」と、大胆な役作りを試みたことを語った。報告を受けたみひろも「女の子が1人でAVコーナーに入るのって、すごく勇気がいりますよ。役作りのために実際に行ったと聞いた時は、声を出して驚きました」と、渡辺の行動力に舌を巻いていた。

また、みひろは、本作のメインテーマともいえる「AVを仕事に選んだ理由」について聞かれると「昔から『女優になりたい』って気持ちはあったんだけど、具体的に何をすれば良いのか分からず、ずっと迷ってたんです。そんな時に、グラビアの仕事の流れからVシネマに出演することになって。実際に演技を経験したら『私がやりたいのはこれだ!』って思いがいっそう強くなりました。それからは『絶対に女優になるんだ』って気持ちをバネにして5年間、この世界で頑張りました」と、当時の思い出を赤裸々に。渡辺も「私も、これまでに映画の中でヌードになったことがあるから、気持ちが理解できるつもりでいたけど、実際にみひろさんの生き様を演じたことで、改めてそのすごさを思い知りました」と返し、みひろの思いの強さを称賛した。

トークショーも終盤となり、今後の展望について聞かれた渡辺は「年を重ねて、おばあちゃんになっても女優を続けたいです。色々経験して、役者である前に1人の女性としても、もっと自分を磨いていきたいです」と返答。一方のみひろは「素敵な恋もしたいけど、恋愛と仕事の両立は難しいですからね。もっと器用になりたい(笑)。これまで色々な壁にぶち当たっても、自分の気持ちを信じて真っ直ぐ突き進んで来ました。これからは、偏見だったりバッシングだったり、今まで以上の壁にぶち当たることが多くなると思うけど、夢を叶えなかったら、何のためにAVをやったのかわからなくなっちゃうので、信じてきた気持ちを強く持ち続けて頑張っていきたいです」と熱い胸の内を語ってくれた。

彼女たちの熱い思いが詰まった『nude』をスクリーンで楽しむと共に、今後のふたりのますますの活躍にも注目しておきたい。【トライワークス】

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