竹内涼真、ハリウッド版『名探偵ピカチュウ』で声優デビュー!「ドキドキしています」
日本発の人気ゲーム「ポケットモンスター」をハリウッドで実写映画化する『名探偵ピカチュウ』(2019年5月公開予定)の製作報告会見が11月29日にグランドハイアット東京で開催され、名探偵ピカチュウの相棒となるティム役を演じるジャスティス・スミス、日本語吹替版のティム役に抜てきされた竹内涼真がそろい踏み。声優初挑戦となる竹内は「心からうれしい。久々にドキドキしています」と大興奮。「ピカチュウとしてみたいこと」を聞かれると、「あの毛並みですから。毎日ブラッシングして、トリミングしたい」とお茶目に語った。
1996年にゲームボーイソフト「ポケットモンスター 赤・緑」が発売されて以来、テレビアニメや映画など様々なコンテンツで、世代を問わず人々を魅了してきた「ポケットモンスター」初の実写映画となる本作。「パシフィック・リム」「ダークナイト」シリーズなどのレジェンダリー・エンターテインメントが製作を手がけ、“ポケモンたちと人間が共存する世界”を描きだす。この日は、事件に巻き込まれた父親を探すために訪れたライムシティで名探偵ピカチュウと出会い、相棒となるティム役のジャスティスをはじめ、ティムの父親探しに協力するルーシー役のキャスリン・ニュートン、ロブ・レターマン監督も来日を果たし、会見に出席した。
人の言葉を話す名探偵ピカチュウの声を、大ヒットシリーズ『デッドプール』で主演を務めるライアン・レイノルズが演じており、先日、予告編第一弾が解禁となるや“おっさん声”でしゃべりまくるピカチュウの姿や、その“もふもふ”の毛並み豊かなビジュアルも話題となった。ポケモン世代でもある竹内は「予告が解禁された時、弟と妹と観ていた」そうで、「観て興奮していたら、ちょうど電話があって」と今回のオファーが絶妙なタイミングであったことを告白していた。
予告編の感想として「最高ですよね!すごい映画になる」と声を弾ませた竹内だが、「だって街中にポケモンがいるんですよ。そんなうれしいことはない。どうやって撮影したんだろう」と興味津々。「まさかポケモンが実写化すると思っていなかった。僕は日本語吹替版の仕事は初めて。こういうすばらしい作品で吹替えをやらせていただけることを、心からうれしく思っています」と本作で声優初挑戦を果たせたことに喜びを隠しきれなかった。
「アフレコはこれから」という竹内は、ジャスティスに「ティムを演じるうえでのアドバイスを」とお願い。ジャスティスは「ピカチュウにいいところを持っていかれちゃうよ」とお茶目に笑いながら、「ちょっとドライでシニカルな感じを出すといいよ」とメッセージ。竹内は「わかりました!」と答え、「胸がいっぱい。どうなるか不安もあるけれど、お言葉をいただいて支えになりました。頑張ります!」と宣言していた。
取材・文/成田 おり枝