キアヌ・リーブスのインタビューを独占入手!盟友ウィノナ・ライダーは「大好きな人」
「マトリックス」シリーズや「ジョン・ウィック」シリーズなど、ジャンルを問わず様々な作品で活躍をつづけるキアヌ・リーブスが、久々にロマンティック・コメディに挑んだ『おとなの恋は、まわり道』が12月7日(金)より公開される。このたび本作で恋に臆病なヘンクツ男・フランクを演じたキアヌのインタビューを独占入手した。
本作の舞台はカリフォルニア南部を舞台に“運命の出会いを信じない”男と“運命の人を見つけたい”女の恋の顛末をユーモラスに描き出したラブストーリー。絶縁中の異父兄弟・キースの結婚式に招待されたフランクは、空港でリンジーと出会い初対面から口論に。なんとリンジーはキースに捨てられた元婚約者だと判明。2人は反発し合いながらも一緒にキースの結婚式に向かうことになる。
「自分という人間も、自分の人生も最低だと思っている似た者同士なんだ」と、インタビューの冒頭からフランクとリンジーの共通点について分析するキアヌは「でも、ある重要な点については正反対だ」と明かす。「リンジーは恋愛について希望を持っていて、2人の間に何かあると感じ取る。だけどフランクはそう思っていない。それが2人の関係をもっとロマンティックで面白くしているんだよ」と、2人の絶妙な掛け合いから生まれるストーリーの奥行きに自信をのぞかせる。
キアヌとリンジー役を演じたウィノナは、巨匠フランシス・フォード・コッポラ監督が手がけた『ドラキュラ』(92)で初共演を果たしたのち、野心的なアニメーションで話題をさらった『スキャナー・ダークリー』(06)と実力派俳優が勢ぞろいした『50歳の恋愛白書』(09)でも共演。強い友情と信頼関係で結びつけられた2人は本作が4度目の共演となった。
そんな2人の共演が実現したきっかけは、脚本を読んだウィノナが自ら相手役にキアヌを指名したからだという。そんなウィノナについてキアヌは「彼女は美しい女性で素晴らしい女優だ」と絶賛。「ロマンチックコメディで共演できるなんてとてもうれしいよ」と喜びを語り「大好きな人だからね」と満面の笑顔を見せる。
さらにキアヌは「僕たちは良い組み合わせだし、2人で進められるところが気に入ったんだ。他の映画ではそういうチャンスはめったにない」とも語っている。その言葉通り、本作はフランクとリンジーの毒舌トークの応酬だけで構成されるというとてもユニークな作品に仕上がっている。25年来の盟友が繰り広げる息の合ったコンビネーションに、大いに注目していただきたい!
文/久保田 和馬