高所恐怖症を克服した小栗旬、飛べる妖怪役に「とっても気持ちよかったです」

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高所恐怖症を克服した小栗旬、飛べる妖怪役に「とっても気持ちよかったです」

今年で映画化5周年を迎えた「映画 妖怪ウォッチ」シリーズの最新作『映画 妖怪ウォッチ FOREVER FRIENDS』の公開記念舞台挨拶が15日、TOHOシネマズ日比谷で開催。ゲスト声優を務めた小栗旬とブルゾンちえみ、シリーズの生みの親で本作の製作総指揮と原案・脚本を務めたレベルファイブ代表取締役社長・日野晃博がジバニャンと猫又と共に登壇し、会場の子どもたちを大いに沸かせた。

これまで製作された4作の累計興収186億円・観客動員1683万人を突破し、冬休み映画の新たな定番となった「映画 妖怪ウォッチ」シリーズ。本作では60年代を舞台に、新たに登場する主人公シンとイツキ、タエの3人が家族の魂を救うために妖怪たちと一緒に未知なる世界を冒険する物語。シリーズの人気キャラクターであるエンマ大王の誕生秘話が描きだされるということにも注目が集まっている。

本作で妖怪の世界に君臨する「閻魔大王」の座をねらう紫炎の声を担当した小栗は、声優に決定した時のことを「姪っ子と甥っ子が喜んでくれてよかったなと思いました」と嬉しそうに微笑む。そんな小栗を抜擢した理由について日野社長は「5周年記念作品でとても大事なキャラクターだったので、どういう人物像がいいか考え、小栗さんの迫力とクールさの両面を出せるところがポイントとなった」と明かし「ぴったりの役を演じてくださって満足しています」とコメント。

これまで『グスコープドリの伝記』(12)や『ONE PIECE FILM GOLD』(16)などで劇場用アニメの声優を担当してきた小栗だが、本作のアフレコは一苦労だったようで「後半でずっと呻くところがあるんです。そこがすごく大変でした」と述懐。そして実際に「う〜〜〜」と呻いてみせて、笑いを誘う。すると、人の魂を食らう妖怪・玉藻前を演じたブルゾンも「私も普段出さないような声を出したんですけど、サンシャイン池崎さんになった気持ちでやってました。アフレコの最中は池崎さんを超えたんじゃないでしょうか」と明かし、お互いの声にならない演技を称え合った。

また本作では、数多くの妖怪が登場することにちなみ「どんな妖怪になりたいか?」と訊ねられた2人。すると「空を飛べる妖怪になりたいですね!」と力強く語る小栗は、ブルゾンと「飛びたいですよね」と顔を見合わせる。本作で演じた紫炎も空を飛べる妖怪であり、飛んでいるシーンのアフレコについて「とっても気持ちよかったです」と満面の笑みを浮かべると、最近高所恐怖症を克服したことを明かした小栗。「2019年はすごく怖い絶叫系に乗りたいですね」と抱負を語った。

取材・文/久保田 和馬

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