カッコよすぎ!77歳現役“女王”ヴィヴィアン・ウエストウッドのファッションと生き様【写真18点】
ドキュメンタリー映画『ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス』が、本日28日より公開された。英国を代表するファッションデザイナーであるヴィヴィアン・ウエストウッドの波乱万丈な人生と、ベールに包まれたその知られざる素顔を、華やかな写真と共に紹介!
世界中で絶大な支持を集める“ヴィヴィアン・ウエストウッド”とは?
王冠のようなオーブのロゴで知られ、チェックやスネーク柄などをエレガントに取り入れたスタイルで人気を博す「ヴィヴィアン・ウエストウッド」。そのドレスは、オスカー女優たちとレッド・カーペットを彩り、テレビドラマで使用されればたちまち話題に。矢沢愛の人気コミック「NANA」に主人公のお気に入りブランドとして登場するなど、96年の初進出以来、日本でも広く愛されている。
そんなブランドを牽引しているのが、奇抜なヘアメイク、歯に衣着せぬ物言いで、70年代から第一線で活躍し続けるヴィヴィアンその人だ。06年にエリザベス女王からナイトに相当する女性の称号“デイム”を授与。スーパーモデルのケイト・モスも「彼女は私の女王様よ!」と支持するなど、業界内外から熱心なファンが多い。
まだまだ現役!“パンクの女王”ヴィヴィアンの熱すぎる生き方
本編では、ヴィヴィアンが自身の人生を語るインタビュー映像をはじめ、ブランドの歴代のコレクション映像が続々登場。一方で、近年のコレクション制作の裏側を追いかけた場面では、彼女の私生活が映しだされる。彼女自身が身にまとうカラフルでキュートな装いや、垣間見える自宅やアトリエの洗練されたインテリアの数々も必見だ。
また、彼女の“活動家”としての側面も見どころの一つ。当時のパートナーであったマルコム・マクラーレンがプロデュースした伝説的バンド「セックス・ピストルズ」。彼らが着用して“社会現象”となったパンク・ファッションを生み出したのが、紛れもなくヴィヴィアンだ。そのムーブメント誕生の経緯が明らかになるほか、12年より熱帯雨林や北極を訪れ、環境保護活動に体を張って取り組む姿も映しだされる。なかでも戦車に乗ってイギリス首相官邸へ抗議を行う場面は圧巻!衰えることのない彼女のエネルギーに驚かされるばかり。
仏版ヴォーグ元編集長のカリーヌ・ロワトフェルドをして「若くないのに流行を着こなし、違和感がないオンリーワンの人よ」と言わしめ、御年77歳にして、生涯現役を宣言するヴィヴィアン。本編に収録されていない貴重な未公開映像も到着したので、あわせてチェックして刺激的な彼女の“パワーの秘密”に触れてみてはいかがだろうか?
文/トライワークス