600万を奪って深夜の都会を駆け抜ける!?『チワワちゃん』本編映像が初解禁
「ヘルター・スケルター」や「リバーズ・エッジ」など80~90 年代にかけて多くの人気作を手掛け、いまなお熱狂的な支持を受ける漫画家・岡崎京子。岡崎による青春漫画を映画化した『チワワちゃん』(1月18日公開)から、チワワたちの青春の始まりを告げる本編映像が解禁となった。
SNSが普及した現代の東京。ありったけの若さを謳歌する男女のグループ。そのマスコット的存在だった“チワワちゃん”が、ある日バラバラ遺体となって発見された。残された仲間たちが集まり、それぞれがチワワとの思い出を語りだすが、分かったことは誰もチワワの本名も境遇も本性も知らないままバカ騒ぎしたり、恋愛したり、エッチしたりしていたということだった。
チワワちゃんを取り囲む若者たちの回想を軸に進む本作。主人公のミキ役には、『愛の渦』(14)のヒロインで注目を浴びた門脇麦。チワワちゃんの元カレ・ヨシダ役には今注目の俳優・成田 凌、そのほか寛一郎、玉城ティナ、吉田志織、村上虹郎、と20代の実力派俳優が集結し、等身大の若者を熱演している。
このたび解禁されたのは、チワワたちがクラブで600万を奪って逃げだすという、疾走感満載な本編映像。バーで飲んでいるチワワ達(吉田志織)は、バーテンダーから、VIP席にいる建設会社役員の男たちのバッグの中に、政治家に届ける600万円が入っていると告げられる。皆がザワつき、目配せし合うなか、アキラ(上遠野太洸)が大金にギラついて奪いに行こうとするも、場の空気に意気消沈。
しかし場の空気を読まないチワワが無邪気に「600万あったら最高の夏が送れるよ?」と発言。イラついたカツオ(寛一郎)から「お前が行って来いよ」と言われたチワワは、意を決したようにテキーラのワンショットを飲み干すと、あっという間にバッグを奪って、走り出す。そして他のメンバーもその勢いに乗ってバーを飛び出し、深夜の都会を駆け抜けた。
クラブミュージックをBGMに、若者たちが走る姿を激しいカットの切り替えで映し出すこの映像は、映画冒頭から観客のテンションを上げていく。果たして彼らは逃げ切れるのか、そして盗んだ600万の行方は…。この後の展開に期待が高まる!
文/編集部