ブラックホールを旅するVR! ダーレン・アロノフスキー製作の話題作に注目
『ブラック・スワン』(10)や『マザー!』(17)で有名なダーレン・アロノフスキー監督が製作総指揮を手掛けたバーチャル・リアリティの映像作品『Spheres(原題)』が、ニューヨークで一般公開されることが決定したと、米Slashfilmが報じた。
新鋭映像作家のエリザ・マクニットがメガホンをとり、ブラックホールや遠い宇宙を探索する15分ずつの3部の映像で構成される本作は、Netflixの人気ドラマ「ストレンジャー・シングス」のミリー・ボビー・ブラウンが第1部を、『インターステラー』(17)のジェシカ・チャステインが第2部を、ミュージシャンのパティ・スミスが第3部のナレーションを担当する。
VR制作のオキュラス・スタジオとダーレン・アロノフスキーの制作会社Protozoa Picturesが共同制作をし、音楽はバンドSURVIVEのカイル・ディクソンとマイケル・スタインが手がけた。
『Spheres(原題)』は、第75回ヴェネチア国際映画祭で公開され、最優秀VR作品賞を受賞している。18年のサンダンス映画祭で公開された際には、バーチャル・リアリティ作品としては前代未聞の100万ドル越えで配給権が販売されたことでも話題になった。
オキュラス社が開発するVR向けヘッドマウントディスプレイのオキュラス・リフトをつけて、特別なスクリーニング・ルームで鑑賞する『Spheres(原題)』は現地時間1月18日から3月3日まで、ニューヨーク市のロックフェラー・センターで公開される。チケットは50ドルから購入できるそうだ。
LA在住/小池かおる
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