“渋谷が未来に跳ばされる”!?『リヴィジョンズ』小松未可子が語る「平成最後を飾るのにふさわしい作品」

インタビュー

“渋谷が未来に跳ばされる”!?『リヴィジョンズ』小松未可子が語る「平成最後を飾るのにふさわしい作品」

もしも、街がまるごと未来へ飛ばされてしまったら――。1月9日(水)よりフジテレビ「+Ultra」にて毎週水曜日24:55から放送&Netflixにて1月10日(木)より日本先行全話一斉配信のアニメ『revisions リヴィジョンズ』は、渋谷の街ごと300年以上先の未来に跳ばされた高校生たちが、未来人、そして巨大な機械生物と対峙するSFアクション・エンターテイメントだ。この作品で声優の小松未可子は、主人公・大介の幼い頃の窮地を救った女性と瓜二つの未来人・ミロを演じている。物語の鍵を握るヒロインを演じること、作品への思いや、そして“渋谷”という街そのものについて、話を聞いてみた。

未来人であるエージェント・ミロを演じた、声優の小松未可子
未来人であるエージェント・ミロを演じた、声優の小松未可子撮影/中村実香

これまでにないチャレンジとなった、ミロ役

――ミロ役に決まった際の気持ちをお聞かせ下さい。

「ミロは、300年以上先の未来で人類を守るために戦う組織“アーヴ”のエージェントで、自分の感情を表に出さないというか、何を考えているのだろう?と思わせるキャラクターです。そういう雰囲気の女性をあまり演じたことがなかったんです。どちらかというと元気で気が強くて、ちょっと男勝りな、『リヴィジョンズ』だと高橋李依ちゃんが演じる露(ルウ)のような子が多くて。なのでミロ役に決まった時は、意外で驚きました」

――ある意味、ミロ役はチャレンジと言えるのでしょうか?

「そうですね。ミロ役を任せていただけたことで、感謝とプレッシャー両方を感じました。監督の谷口悟朗さんとは以前『純潔のマリア』という作品でご一緒させていただいたのですが、その時はプリアポスという男の子に変身する白いフクロウを演じさせていただきました。それもあって監督に私の成長をお見せできるか、プリアポスの印象を覆せるのだろうか…という不安も少しあったりと、チャレンジでした」

【写真を見る】ミロは、パンデミックにより破滅した未来に生き残った数少ない人類の子孫だ
【写真を見る】ミロは、パンデミックにより破滅した未来に生き残った数少ない人類の子孫だ[c] リヴィジョンズ製作委員会

――小松さんが思うミロの特徴・魅力をお聞かせください。

「最初は、任務の為なら何でもする仕事人間という印象でした。自分の感情がないのでは?と感じて…。でも、谷口監督が『感情を出す必要のない環境で育ったから、任務遂行に突き進むようになっただけ』とおっしゃっていて、決してそうではないんだなと。渋谷で大介たちと出会い、彼らの行動・言動を見聞きすることで、徐々に彼女なりの信念というか“自分は何のために、この使命に全てを捧げているのか”を考え始め、人間味が少しずつ出てくるので、その変化にも注目してもらえたらと思います」

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