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“渋谷が未来に跳ばされる”!?『リヴィジョンズ』小松未可子が語る「平成最後を飾るのにふさわしい作品」

インタビュー

“渋谷が未来に跳ばされる”!?『リヴィジョンズ』小松未可子が語る「平成最後を飾るのにふさわしい作品」

“渋谷の街ごと”転送される斬新な設定

堂嶋大介たち高校生5人を中心に設立された渋谷防衛部隊“S.D.S.”
堂嶋大介たち高校生5人を中心に設立された渋谷防衛部隊“S.D.S.”[c] リヴィジョンズ製作委員会

――渋谷が未来に転送される設定について、どんな印象を持たれましたか?

「別の時代に人が転送される設定は、多かったと思いますが、実在の街ごとは、とても意外でした。大介たち高校生以外にも、彼らの家族や渋谷で働く皆さんも一緒に跳ばされていて。また荒廃した未来へ転送された後、食料やインフラも、賄えたりしています。色々な人・物が密集している都会のど真ん中だからこそ、さまざまな展開が描かれていておもしろいなと思いました」

――小松さん自身にとって、実際の渋谷はどういった場所でしょう?

「高校生のころは、学校が渋谷に近かったので放課後よく遊びに寄って、洋服を買ったりプリクラを撮ったりもしていました。その後は訪れる機会が少なくなったので、“高校時代に遊んだ場所”という印象が今も強いです。渋谷駅前のスクランブル交差点沿いにあるTSUTAYAさんにもよく行っていましたよ」

行き交う人間の動きもリアルに再現された、渋谷のスクランブル交差点
行き交う人間の動きもリアルに再現された、渋谷のスクランブル交差点[c] リヴィジョンズ製作委員会

――3DCGでリアルに描かれた映像をご覧になっての感想をお聞かせ下さい。

「街並みも、行き交う人もとてもリアルです。アフレコは、実際に役者さんのモーションキャプチャーでのお芝居を元に制作されたカットもあり、まるで海外ドラマの吹き替えをしている気分になりました。リアルに描写された日常の中で展開される非日常の出来事という世界観が絶妙なバランスで成立しているのは、3DCGだからこそだと思います。学校という身近な場所に現われる機械生物の不気味さなどはとてもマッチしていて、アフレコしながらも心の中で“すごい!すごい!”と思っていました。これを実写で描くのは、とても難しいと思わせるほどです」

――放送を楽しみにしている皆さんへ、メッセージをお願いします。

「平成の最後を飾るにふさわしい作品では?と思います。未体験の事態をどう生き抜くのか?生に対する情熱や執念といったテーマ性もですが、もしも自分なら生き残れるか?などスリリングな気分を、より身近に感じられると思いますので、放送期間中に渋谷の街を実際に歩いてみてもらえると、そのシンクロ感がより強まってくると思いますよ」

取材・文/中村実香

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