コスプレイヤーたちが美の競演! 平成最後の「コミケ」初日が大盛況
日本最大の同人誌即売会である「コミックマーケット95」が本日開幕した。約3万5000サークルの参加を見込む今回は、本日から31日(月)まで3日間の開催となり、開催時間は出展サークルが10時~16時、企業ブースが10時~16時(最終日は16時)、コスプレが10時~17時頃(最終日は15時45分頃)までとなる。
抜けるような晴天に恵まれた本日は、早朝から並ぶ参加者たちにとっても格好のコミケ日和となったようで、日照のおかげで例年より暖かいと感じる屋外に列をなした参加者の表情もいささか和らいでいるように見受けられた。
その天気の良さは薄着にならざるを得ないコスプレイヤーたちにも好都合だったようで、会場の至るところで、思い思いの衣装をまといながら笑顔を振りまいてくれた。
会場を見渡してみると、やはりコスプレでの人気は直近に新作が放送されていたり、劇場版が控えたりしているアニメキャラクターやゲームキャラクターが圧倒的。先ごろ、新作『氷結の絆』の製作が発表された「Re:ゼロから始める異世界生活」のラムとレム、19年秋に劇場版『冴えない彼女の育てかた Fine』の公開を控える“冴えカノ”から加藤恵、テレビアニメが先ごろ放送を終了したばかりの人気漫画「寄宿学校のジュリエット」からヒロイン、ジュリエット・ペルシアなどに扮したコスプレイヤーがひと際目を引く。
そのなかにあって「コミケ95」の傾向と言えるのが、“ゼロ年代”キャラクターのコスプレだ。「涼宮ハルヒの憂鬱」「化物語」「けいおん!」「黒執事」など、現在も広く人気を集めつつも、コンテンツの流行開始から10年が経過したキャラクターのコスプレが非常に多く、“平成最後のコミケ”を象徴するような、ひとつの時代の総決算ともいうべき人気キャラクターたちの姿が印象的だった。
「コミックマーケット95」は明日、明後日の3日間、有明・東京国際展示場 (東京ビッグサイト)で開催される。
取材・文/編集部