最終章目前!「ゲーム・オブ・スローンズ」前日譚のキャスト8人が発表
日本では、最終章となる第8シーズンが、BS10スターチャンネルが4月15日(月)より“世界同時放送”される人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」だが、放送局のHBOは、同作のプリクエル(前日譚)シリーズの製作も進めている。米バラエティが報じた情報によると、プリクエルに出演する新キャスト8人が決定したようだ。
プリクエルには既にナオミ・ワッツとジョシュ・ホワイトハウスの出演が決まっていたが、新たにキャストとして加わったのは、『スター・ウォーズ エピソード9(仮題)』(19年12月公開予定)に出演が決まっているナオミ・アッキー、『ハリー・ポッターと死の秘宝』(07)で若きグリンデルバルド役を演じたジェイミー・キャンベル・バウアー、アイルランド出身の女優デニース・ゴフ、ミュージカル劇「ボブ・ディラン×ミュージカル 北国の少女」で有名なシーラ・アティム、ドラマ「ヒューマンズ」のイヴァノ・ジェレマイア、『ナルニア国物語 / 第1章: ライオンと魔女』(05)のジョージー・ヘンリー、『パーティで女の子に話しかけるには』(17)のアレックス・シャープ、ドラマ「REIGN/クイーン・メアリー」でフランソワ2世を演じるトビー・レグボの8名だ。
パイロット版の監督と製作総指揮を務めるのは、女性監督のS・J・クラークソン。彼女は現在テレビ界で注目されている女性監督の一人で、過去にはNetflixの「ジェシカ・ジョーンズ」や「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」の各話監督を務めたことがある。なお、脚本を手掛けるのは、原作者のジョージ・R・R・マーティンとジェーン・ゴールドマンだ。
プリクエルは「ゲーム・オブ・スローンズ」の数千年前が舞台で、ウェスタロスの知られざる歴史やホワイト・ウォーカーの起源、スターク家にまつわる伝説などが描かれる。キャストの役柄についての詳細は、現時点では明かされていない。
一方、ますます期待が高まる「ゲーム・オブ・スローンズ」最終章に関してHBOのCEOリチャード・プレプラーは 「壮大なスペクタクルで、まるで6本の長編映画のようです。鑑賞中にはドラマではなく映画を観ているという錯覚に陥りました。制作側も最終章ということで観客からの期待が高いことは承知でしたが、そんな期待をも超える出来栄えです。CG加工がされていない状態で2度鑑賞しましたが、圧巻でした。想像を超える壮大で幻想的な作品を、皆様にお届けできるでしょう」と米バラエティのインタビューで語っている。
世界で最も注目されているテレビドラマとも言える「ゲーム・オブ・スローンズ」だが、本家のシリーズが終了した後もプリクエル作品やテーマパークの開設などで、まだまだ世界の“GOT”熱が冷めることはないだろう。
LA在住/小池かおる