“離島で一週間”の過酷なオーディションに参加した5人の少女たちが得たものとは?
「4日目は“しんどい”しか考えてなかったです(笑)」(ハルナ・バッ・チーン)
――ハルナさんも、4日目のチーム分けでモモコさんのチームになったんですよね。
ハルナ「正直なことを言うと、4日目は“しんどい”しか考えてなかったです(笑) 1日目は周りにどう見られているんだろうとか考えられたけど、筋肉痛とかがあって…、“しんどい”“筋肉痛”“でも落ちたくない”の3つぐらいしか考えられなかったです」
――モモコさんは、当時の4人の印象は覚えてますか?
モモコ「ハルナちゃんは候補者の中で一番幼い感じがしたけど、一番しっかりしてて、1人で淡々と行動したり、大人だなって思いました。月ノちゃんは一番アイドルっぽい印象でした。でも、かわいいだけでなく、奥底に秘めた根性を感じました。MAHOちゃんはかわいい!EMPiREの2人は同じ部屋だったんですけど、『普通に生活してたら、イケメンのお嫁さんになって幸せになれるのに、なんでWACKのオーディション受けたんだろう』って。だから、WACKに入ったらどうなるんだろうって一番想像がつかなかったです。MiKiNAちゃんは一番ニコ生の視聴者を意識していたり、ファンをつけるのがうまいなって思いました」
――初日に渡辺さんが候補者たちに個人情報はお互いにあまり話さないようにと言っていましたが、同じ部屋だとカメラが回ってないところで普通の話もしてたんですよね?
月ノ「してましたね。でも、そういう話ができたのは最終日でした。(最終審査が行われる)大阪へ行けることが決まって、その場にいた子の緊張がほぐれて、やっと話せた感じでした」
ハルナ「私は誰かと仲良くなったというのはなかったかな。でも、大阪に行くことが決まって、ムロパナコ(BiS)が泣きながら部屋に戻ってきたので、無言で抱きしめました(笑)」
MAHO「ずっと一緒のチームの子でも、個人情報とかは話さなかったですね」
月ノ「根底ではライバルだから、みんなそういう意識はずっと持っていたんだと思います。最後の夜に部屋に集まって、やっと一緒に写真を撮ったりすることができるようになったんです」
「自分が毎日どう生きるかを考えるようになりましたね」(MiKiNA EMPiRE)
――この合宿に参加して、アイドルになったというのが一番大きな変化だと思いますが、意識や自分が変わったなと思うところがあれば教えてください。
MiKiNA「与えられたものに対する受け入れ方とかかな。自分が毎日どう生きるかを考えるようになりましたね」
MAHO「合宿の時は自分の事だけを考えればよかったけど、EMPiREの一員になって、自分が発する言葉がグループのものになるんだとわかって、より責任を感じるようになりました」
月ノ「GANG PARADEに入って、ライブでパンストを被ったりすることがあるんですけど、以前は崩れた部分を見せるのに抵抗があったんです。たぶん、合宿の時に渡辺さんに見抜かれていたんだと思うんです。そういう部分を打ち崩せたのは大きな変化かもしれません」
ハルナ「変わった部分も変わらない部分もあったんですけど、いろんな見方があるんだと学びました」
「私も行けって言われたら行きますけど…」(MAHO EMPiRE)
――もし今後、合宿オーディションが開催されたら、今回のモモコさんのように参加したいですか?
月ノ「『参加するメンバーは月ノに決まりました』って言われれば行きますし、死ぬ気でやります」
MAHO「私も行けって言われたら行きますけど、グループを背負っているという意味で、去年とは違っているので重たいですね」
MiKiNA「私もMAHOちゃんと同じですけど、その分、求められているものが違いますよね」
ハルナ「GANG PARADEを背負うつもりで行きます。いや、背負える自分にならなきゃいけないと思います!」
取材・文/トライワークス