70年代に“スプーン曲げ”で人気となった超能力者ユリ・ゲラーを知ってるか?
科学が発展した現代でも、ときに説明のできない不可解な出来事が起こる。そんな超常現象や未確認生物、都市伝説など、いわゆる“オカルト”と呼ばれるものを徹底検証していくCS放送ファミリー劇場の人気番組「緊急検証!」シリーズ。初の劇場版となる『緊急検証!THE MOVIE ネッシーvsノストラダムスvsユリ・ゲラー』(公開中)では3つのテーマが検証されるのだが、その1つで取り上げられている“超能力者”ユリ・ゲラーをご存知だろうか?
いまから40年以上前の1974年。テレビの視聴者を驚かせ、一躍、超能力ブームを巻き起こしたのが、中東出身の謎多き20代の青年ユリ・ゲラーだった。手にしたスプーンをその“超能力”で曲げただけでなく、テレビの向こう側にいるお茶の間の人々に語りかけ、そのハンドパワーで壊れた時計を直してしまうという、まさに離れ技を披露してみせた。以降、テレビ番組で幾度にもわたって紹介され、少年向け雑誌にも登場するなど、老若男女を虜にしたのだ。
それ以降も、一時のブームほどではないが、ことあるごとにテレビ番組に出演してきたユリ・ゲラー。彼が再び脚光を浴びたのは2017年のこと。CIAが公表したかつての機密文書の中に、1970年代に行われた超能力に関する秘密実験にユリ・ゲラーが参加していたことが明らかになったのだ。それは別室にいるCIA局員が描いた絵を透視するというもので、ドラム、ラクダ、凧などの絵を見事に透視したほか、ブドウの絵では房に実る粒の数まで一致するなど驚きの結果となり、彼の能力に偽りがないと証明された。
今回の上映では、なんと入場者特典としてスプーンがもらえ、スクリーンの向こうから送られたユリ・ゲラーの“念”によって一緒にスプーン曲げができるという。70年代当時にお母さんから「曲げちゃダメ」とスプーン曲げを禁じられてしまった人はもちろん、純粋に不思議な力でスプーンが曲がるところを見てみたい!という人は、ぜひ映画館に足を運んでみよう。
文/トライワークス