第23回東京国際映画祭コンペティション最終作品に『ブッダ・マウンテン』が決定!
10月23日(土)から31日(日)まで開催される第23回東京国際映画祭のコンペティション最終作品にリー・ユー監督の『ブッダ・マウンテン』が決定した。これで全15作品が出そろったことになる。
本作は、ベテランの女性歌手と、彼女と共同生活を始めることになる若者たちとの交流を通じて、愛とは何かを描き出した作品だ。自由奔放に暮らしながらも、それぞれが問題を抱える若者たちの成長を描く青春映画の要素と、悲劇に見舞われた女性歌手の魂の救済を巡る人間ドラマの要素とを美しく融合させた演出が光る。『五月の恋』(06)のチェン・ボーリンと青春スターのファン・ビンビンの輝きに加え、しっとりとした奥行きのある演技を見せる、『君のいた永遠』(99)のシルヴィア・チャンの存在感が必見である。
東京国際映画祭のコンペティションは2010年1月以降に完成した長編作品を対象に世界各国から公募し、応募作品の中から厳選な予備審査を経た15本の多彩な作品を期間中に上映する。5人の国際的な映画人で構成される審査員が作品の審査を行い、“東京 サクラ グランプリ”“審査員特別賞”“最優秀監督賞”など6賞を選定し、10月31日(日)のクロージングセレモニーで発表する。【MovieWalker】
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