『REDLINE』試写会で木村拓哉「もうヤバイ!」と蒼井優をベタ褒め

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『REDLINE』試写会で木村拓哉「もうヤバイ!」と蒼井優をベタ褒め

CG全盛の時代にあえて手描きにこだわった、常識を超える体感型アニメーションムービー『REDLINE』(10月9日公開)の舞台挨拶付き試写会が10月6日、新宿バルト9で行われ、木村拓哉、小池健監督、原作・脚本・音響の石井克人が登壇した。

同作の製作期間は7年、作画枚数10万枚と非常に手の込んだ作品となっており、石井は「感無量ですね。生きてて良かったな」としみじみ。製作へのいきさつを石井は「イメージするのは自由なので、最初にJPは格好良いキャラクターで純情で優しいっていうイメージから、木村さんをイメージしていこうじゃないかと決めていた」と話し、実際にJPの声が木村に決まった時のことを小池監督は「アニメーションの中だと、(JPは)優しいキャラって感じだったので『違和感あるかな』と思っていた。でも、木村さんの声を吹き込んでいただいて、男っぽく色っぽい感じが出てますし、それで優しい部分も表現されているので満足しています」と心境を語った。

最初に映像を見た時を振り返り、木村は「この『REDLINE』の映像感を一番最初に見たのは、CMの撮影に楽屋へ石井さんが来て『ちょ、ちょ、ちょっと、ちょ、ちょっと、ちょっとこれを見てもらえますか?』と言われて、その時に初めてこの世界観を知った。音楽も音も良いですし、小池さんが描いてくれた絵はポップアートが一瞬たりとも止まらないでずーっと動き続けて、その中には表情もあって感情もあることをすごく強烈に感じた」と印象を話した。続けて「『このJPってキャラクターいるんですけど、それ、やってもらっていいですか?』と言っていただいた。石井さんが自分に何かを求めてくれるのがすごく嬉しかった」と喜びを語った。

どでかいリーゼントに革ジャンでクールに決めるが、実はとってもシャイなウルトラ純情野郎、主人公JPについて、木村は「JPは一途なんですよ」と紹介し、JPが惚れているソノシーを演じた蒼井優については「本当に魅力的なパワーを吹き込んでいる。スタジオで蒼井さんの声って知らない状態で、『たぶん、これはプロの声優の方がガイドで入れてるのを聞いているのかな』と思い込んでいて、70%ぐらいまで作業が進んだところで本人の声だと知った。蒼井さんのソノシーはもうヤバイです!」とベタ褒め。レースシーンのアフレコについて木村は「順序通りに作業していくと、今日中に喉が生きた状態で終えることができない」と言われたエピソードを披露し、「上映されてスピーカーから大音量で音が流れた際には、アニメ映画って思って気楽に来ていただいた人には申し訳ないんですが、これを人間が自分の手で作っちゃったんだと知ったうえでみていただけると、みなさん口あんぐり状態だと思う」とスケールの大きさを伝えた。

また、初日プレゼントとして先着限定で“世界にひとつだけの”本編フィルムがプレゼントされることが決定。そして急遽、日米同時公開も決定。その決定を知った木村は「『えっ!?』となった」と驚きを隠せない様子だった。【MovieWalker】

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